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「サーモンのレアカツ」はオーブンを使うと揚げずに作れる!というレシピは本当か、試してみた

  • 2024.10.10

Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

クレラップを販売しているクレハの公式キャラクター・キチントさん(@krewrap_kureha)のアカウントが投稿した、「揚げずにできるサーモンのレアカツ」のレシピが気になった。

サーモンのレアカツ、過去何回かチャレンジしてみたことがあるのだが、揚げてる間にサーモンにあっちゅう間に火が通ってしまい、毎回「サーモンのレアカツ」というよりは「シャケの唐揚げ」を生成してしまう。

キチントさんのレシピは、揚げずにトースターで焼くタイプらしい。投稿に添付された画像を見るに、内側もバッチリレアになっている。なるほど、トースターなら火の通りを調節しやすいのか!その手があったか。

あとは、「揚げずに」の調理法でどこまで「揚げたカツ」に近づけるのかも気になるところ。実際に作ってみた。

塗ってまぶして焼くだけ

材料(2人分)は以下の通り

サーモンの冊 200g(1切れ100gの2切)
白だし 小さじ1
マヨネーズ 大さじ1と1/2
パン粉 大さじ5
ポン酢 適量
刻みネギ 適量
出典:Togetterオリジナル

まずサーモンに白だしを絡める。「2切れ分あるけど、小さじ1で大丈夫?」と思ったが、塗ってみると十分な量だった。

白だしのいい香りが広がる 出典:Togetterオリジナル

続いて、サーモンにマヨネーズを塗り込む。

パン粉がつきやすいようにまんべんなく塗る 出典:Togetterオリジナル

次はパン粉の用意。フライパンにフライパン用のアルミシートを敷き、きつね色になるまで炒める。

ここからスタート 出典:Togetterオリジナル

これまでパン粉をフライパンで炒めたことなんてなかったので、どれくらいかかるのか読めなかったが、中火で2分30秒くらいするときつね色に変化した。

きつね色と白色が混ざってるかんじ 出典:Togetterオリジナル

この時点でまだ白いままのパン粉もけっこう残っていたが、これ以上やると先にきつね色になったパン粉たちが焦げちゃいそうだったので、このあたりで止めておく。

あとは、下準備をしたサーモンにパン粉をしっかりとまぶして、250度のトースターで4分焼いたら完成だ。

焼く時も「フライパン用ホイル」を使うのが吉 出典:Togetterオリジナル

仕上がりやいかに

お皿に盛ったものがこちら。

見た目はちゃんとフライ感 出典:Togetterオリジナル

見た目はフライそのもの。パン粉がサクッと仕上がっているのが分かる。

切ってみると、内側までかなり火が通ってしまっており、レシピの完成画像のような「しっかりレア感」はなかった。ぐぬぬ、トースターを以てしてもやはりサーモンは火が通りやすいのか。

もちろん多少レア感は残っているが… 出典:Togetterオリジナル

レア感は想像していた仕上がりと違うが、まずは何もつけずに一切れ食べてみる。

おお!かなりフライに近い!

マヨネーズの油分のおかげで、パン粉がしかりサクッと仕上がっている。サーモンは程よく弾力を残しており、噛むほどにじんわり旨味が広がる。白だしの味わいがかなり効いている。

和風のカツだ!!! 出典:Togetterオリジナル

続いて、ネギを散りばめたポン酢と一緒にいただく。もちろんバッチリ美味しい。和風のさっぱりとしたフライに仕上がっている。

もちろん、しっかり揚げたフライと比べるとパンチは控え目だが、「揚げる」という料理の中でもトップクラスで面倒くさい工程をカットして手軽にできるレシピだと考えると、十分すぎるほどのクオリティだ。

レアっぽさの追求の道はやはり険しい

後は「あんまレアっぽくならなかった要因」はどこにあるかを考えてみる。

まず考えられるのは、「冊の形」だ。初回に作ったものは、外側はステーキで言うところのミディアム状態だったが、内側のほうは割としっかりレア感が残っていた。

公式レシピの画像を見返すと、全体の厚みが均一なブロック状の冊を使っている。対して、今回私が入手したのは切り身に近い形で厚みにばらつきがあるタイプの冊。火の通りにばらつきが生まれた原因の一つは、冊の形の違いによるところが大きいと思われる。

火の通りを均一にしたい場合は、なるべくブロック状のものを選んで買うと良さそうだ。

レア感をより残したい場合は温度・加熱時間を調整しよう 出典:Togetterオリジナル

続いて加熱温度。試しに、2切れ目を250度から220度に下げて4分加熱してみたところ、最初に比べてレアの部分が多く残った。(それでも公式レシピのような「ほぼレア」までは至らなかったが)

使うトースターの種類などにもよるだろうが、レシピの「250度で4分」はかなり高温で、余熱でもある程度中まで火が通ってしまうのではないかと思われる。

しかし、温度を下げたり加熱時間を短くすると今度は「衣のサクサク感」が弱まる可能性が出てくるので、ここがまた塩梅が難しいところ。やはり、オーブンを使っても「サーモンのレアカツ探求」の道は険しいのだ。

ただ、「温度や加減の調整のしやすさ」という点では、実際に揚げる場合に比べるとオーブンのほうが格段に楽だと思うので、今回のレシピを知ることができて良かった。気になった方は作ってみては。

文:ふ凡社 編集:Togetterオリジナル編集部

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