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子どもの賢さの土台作りに…「3歳までに1万冊」絵本を読み聞かせた結果

  • 2024.10.9

こんにちは。知育で娘を3歳でIQ130まで伸ばした、賢い子の育て方について発信している、まーやです。我が家では、娘が生まれてから3歳までに絵本を1万回読むことを目標に、毎日読み聞かせをしてきました。今回は、読み聞かせがどのような効果があるのかについて、私の経験と娘の成長をもとにお話しします。そうは言っても現代のママ・パパはとても忙しいですよね。そんな中でも、読み聞かせを毎日続けられる工夫についても触れていきますので、少しでも参考になれば幸いです。

1歳の時に言われた衝撃的な言葉

娘への初めての読み聞かせは、臨月に入ったころでした。胎教の意味も込めて始めたのがきっかけです。私自身、幼少期に母にたくさん本を読んでもらっていたのと、小学校教員時代に読書活動を行う中で、絵本の読み聞かせはなんとなくいいと肌で実感していたことがきっかけです。低学年の児童たちへの読み聞かせに限らず、高学年の児童たちに絵本を読んでも、どの子もみんな真剣に聞いていました。クスッと笑う絵本の時にはキラキラと目を輝かせていて、絵本の力って大きいなと実感したものです。出産をして、さまざまな育児書を読む中で「絵本は3歳までに1万回読むといい」という言葉に出会った私は、日割り計算をして1日に10冊読むことを目標にして、取り組み始めました。同じ本を何回か読んだ場合も、それを回数にカウントしていました。1歳を過ぎてから娘はたくさんしゃべるようになり、子育てサロンなどで「お話し上手ですね」と声をかけていただくことも。今思えば、絵本の読み聞かせや毎日の語りかけなどの効果が、このころから表れていたのかもしれません。ある幼児教室の体験に行った時のことです。お絵描きタイムで色とりどりのクレヨンを見た娘は「ピンクほしい。黄緑ある。水色も!」と次から次へと色の名前を言いました。おそらく十色前後言ったのではないかと思います。それまでの様子を見ていた先生が一言「1歳で色の名前をこんなに言える子は初めて見ました」と呟いたのです。基本的な色(赤、青、黄、緑)が言えるようになるのは3歳ごろからだそうなので、1歳でさまざまな色を理解している娘の言葉の発達の早さに驚いていたようでした。そしてまさかの「いまは幼児教室に入らなくても大丈夫ですよ!また大きくなったら来てくださいね」と太鼓判を押していただく事態に。そのようなケースはその後も何件か続きました。その時に「絵本を読み続ける効果ってすごいんだな」と実感したことを覚えています。

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1万冊の絵本がもたらす効果

読み聞かせの効果は本当にあげればキリがないですが、一つ目は豊かな言葉と感性が育つことです。ママやパパが使用する言葉はどうしても限られてきますが、絵本は言葉の範囲も量も広げてくれます。ある日、娘の頭を洗いながら新しいトリートメントをつけた時「ママ、新しいトリートメント、春の匂いがするね!」と娘が言いました。「良い匂い」とひとくくりにするのではなく「春の匂い」と表現した娘の感性に驚き、間違いなく読み聞かせの効果だと思いました。いろいろな世界を追体験できる絵本は、豊かな語彙と感性を育んでくれます。二つ目の効果は、親子の絆を深めてくれることです。毎日、仕事や家事や育児とやることに追われていると、子どもとの関わりが雑になってしまうことはありませんか?我が家は19時就寝を目指して、毎日帰宅してから全速力で駆け抜けるのですが、夕飯を作っている時は特に「ママ、見てー!」の呼びかけに満足に応えられていません。一方で、読み聞かせの時は別です。こちらも絵本を読むことに集中するので、何にも邪魔されない娘との時間になるのです。娘も「絵本を読んでくれる時は自分のための時間」だと分かっているので、甘えたい時は「ママ、絵本読んでー」と持ってくることも。子どもにとって読み聞かせの時間は、ママ・パパから愛されているという実感や、親子のコミュニケーションを深めて安心感を得られるひとときになっているのかもしれません。

毎日読み続けるためのテクニックとは

読み聞かせの効果が高いのは分かっていても、忙しくてなかなか読み聞かせの時間がとれない!という親御さんも多いと思います。読み聞かせの習慣化でおすすめなのは、「1日の中で読み聞かせの時間を決めること」です。「毎日、寝る前は読み聞かせの時間にする」など、自分の中でこの時間は絶対やろうと決めるといいかもしれません。おすすめなのは寝る前。こうすることで入眠の儀式にもつながります。次のステップは「毎日最低1冊は読む」と目標を決めることです。3歳までに1万回読むためには、生まれてから1日10冊読むことが必要です。ですが、この標語が掲げられたのは、実は専業主婦のご家庭が共働きのご家庭より多かった1990年頃です。かつては主にママが読み聞かせをすることが多かったと思いますが、今は圧倒的に共働きのご家庭が多く、子どもと過ごす時間が思うように取れなかったり、ママが昔よりさらに忙しいというのが現状です。正直なところ働いているママさんにとっては「1日10冊なんて無理!」というのが本音ではないでしょうか。無理に高い目標を決めて「今日も読めなかった」と落ち込んだり、焦ったりするより「まずは1日1冊読む」とハードルを下げることもおすすめです。余裕があれば「今日は2冊読もうね」と多めに読み聞かせをする方が、ママも無理なく続けられますよね。それでも、たくさん読みたい時の裏技は「すぐに読み終えられそうな絵本を数冊混ぜる」ことや「お休みの日にはたくさん読む」方法もあります。お子さんが「ママじゃなきゃいや」と言うのでなければ、パパが読む日を作るのもいいと思います。何より一番大切なことは、ママにとって無理なく楽しく続けること。イライラしたり疲れた状態で1万回読むよりも、1日1冊穏やかな心で読み聞かせする方が大切だと思っています。

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絵本を長く読み続けることのメリット

娘には3歳までに1万回読み聞かせましたが、1番のゴールは「長く続ける」ことです。絵本の読み聞かせは、たくさん行うほどひとり読み(自力で本や文章を読むこと)へとつながります。ひとり読みができると、読解力(文章を読んで理解する力)も伸びていきます。読解力はすべての学習の土台となるので、勉強する土台が整うのです。なので、できれば小学校入学までは、ひとり読みへの土台作りとして、読み聞かせを毎日最低1冊でも続けることが理想です。では、小学校に入学したら読み聞かせを行わなくてもいいのかというと、読んだ方がいいと私は思っています。絵本は小さい子が読むものというイメージが強いですが、実は年齢に合わせた絵本がたくさんあって、思春期をむかえた子どもたちには絵本からのメッセージが意外と響いたりすることもあるのです。年齢が大きくなるにつれて、もう絵本を読み聞かせる必要はないかな?と思ったりもしますが、読み聞かせはいつでも親子のコミュニケーションを深めてくれます。何歳からでも遅くない絵本の読み聞かせ。まずはママの好きな絵本を手に「これはママが好きな絵本だったんだよ」とお子さんに読んでみてくださいね。

【Profile】まーや(@ma_ya.chiiku)

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教員時代の習性と研究気質から、妊娠中に育児書を1000冊以上読破。14年間の教員経験の中で、生きる上では学力だけではなく、人間性も重要だと感じ、特に幼児教育の重要性について考えるように。乳幼児期の脳の発達やIQおよびEQに着目し、2年間の育休中に自宅保育と知育を行い、3歳の娘のIQを130までに伸ばした。北海道の一軒家で夫、3歳の保育園児(娘)との3人暮らし。

Instagram:まーや(@ma_ya.chiiku)

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