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ビル・ゲイツの子どももお手伝いでお小遣いをもらっていた!子どもを浪費家にしたくないなら絶対使ってはいけない言葉とは

  • 2024.10.9

アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。私は息子が4歳ごろから家庭でのお金の教育に取り組んでいるのですが、その過程でアメリカ人がどんなお金の教育を子どもにしているのかもたくさん調べてきました。その中で知った、アメリカで子どもに言ってはいけないとされている言葉や、スーパーに子連れでお買い物に行ったときに役立つ声掛けを紹介します。

子どもを浪費家にする!?子どもに言ってはいけない言葉

アメリカでお金の教育に関する記事を読んでいると、「子どもに言ってはいけない言葉」として必ず出てくる言葉があります。それが“We can't afford it.”お金がないから買えないよ。息子がまだ小さかった頃、おもちゃをねだられた時によく使っていた言葉だったので、「言ってはいけない言葉」として紹介されていたことに驚きました。「買えないよ」と言ってしまうと、買うか買わないかは自分の意思ではなくて、お金次第。つまりお金が自分の行動をコントロールしている感覚になってしまうので、お金がない状態をみじめに感じてしまいます。逆にお金があったら買えるということなので、お金があるときはあるだけ使ってしまう浪費家の考えにもなってしまうそうです。でも「買わないよ」と子どもに言うと、買うか買わないかを決めているのは自分。お金をコントロールしているのは自分だという意識を持たせることができるので、お金があるかどうかではなくて、必要かどうかで判断してお金を上手に使えるようになるそうです。「買えないよ!」「そんなお金ないよ!」の代わりに使えるフレーズがこちら。「他に買うものがあるから、これは買わないよ」「旅行に行くためにお金を貯めているから、これは買わないよ」「今日は他のものを買うために来たから、これは買わないよ」「買えないよ」ではなくて、今は必要がないから「買わないよ」という言い方ができます。たった一文字の違いなのに、子どもがお金に対して持つイメージが全然変わるんですね。

お金持ちもお金の教育をしていた!

ある時テレビを見ていたら、ビル・ゲイツの元妻で、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の元共同会長のメリンダ・フレンチ・ゲイツさんがインタビュー番組に出ていて、司会者からこんな質問をされていました。「子ども達に何かをねだられた時にどうやって断っていたの?お金持ちのあなたたちは”買えないよ”っていう言い訳ができないじゃない?」それに対してメリンダさんは、Just because you can, doesn't mean you should.買えるからといって、買うべきとは限らないよと子ども達に言っていたと答えていました。欲しいものがあってお金があるからといって、それが本当に買う必要があるかは別の話だということを子ども達に話していたんですね。「こんなにお金持ちでもきちんとお金の教育をしているんだ!」と驚きました。お金の教育をしていた理由に、もし何でも買ってあげていれば、娘は何も学べないまま大人になってしまうから、お金に対して責任を持たせるためにそのように育てていたとインタビューで答えていました。他にもお手伝いでおこづかいを渡していたことや、その一部は必ず寄付させていたことを知って、私も息子のお金の教育に取り入れたいと思い実践しています。

もう子供が買い物中に「買って!」と駄々をこねなくなる声掛け

最後に子連れのお買い物で使える声掛けを紹介します。子どもを連れてお買い物に行ったとき「ジュースほしい!」「お菓子買って!」とねだられることがありますよね。そんな時、こんな声掛けがいいですよと息子が通う学校の先生に教わりました。それが× 「1個だけ買っていいよ」ではなく○ 「1個だけ買うんだよ」同じように聞こえますが、意味が全然違うんです。「1個だけ買っていいよ」だと、親が子どもの要望に答えていることになります。そうすると、買い物に行く度に子どもが「買って!買って!」と駄々をこねて、親のストレスも増えますよね。でも、「1個だけ買うんだよ」と言うと、買うかどうかは子どもではなくて親が決めていることになります。なので、駄々をこねれば買ってもらえるという考えを子どもが持たなくなるそうです。「3時のおやつが必要だったね。だから今日はお菓子を一つだけ買うんだよ」と言ってから子どもに選ばせると、子どもが欲しいから買うのではなく、必要だから買うという伝え方ができます。「グミは虫歯になりやすいからやめようね」「もし2つで迷ったらママがヘルシーな方を選ぶね」と選んでいいお菓子や、迷った時どうするかを先に言っておくとさらにお買い物が楽になるかもしれません。お金は誰でも一生使うものなので、子どもが上手にお金を使える人になれるように、親子で色々取り組んでいきたいと思っています。みなさんも家庭で取り組んでいるマネー教育があれば是非教えてください!

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Instagram:ひろこ(@hirorokok)

著書『LA在住のママがやっている アメリカ式・はじめてのお金教育』

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