2024年秋に履きたい白スニーカー。アディダス「サンバ」に代わるモデルに注目！

「スタンスミス」の魅力とは？

私たちがヴィンテージのエッセンスを有するオーセンティックなトレーナーに惹かれ続けるのには理由がある。様々な年代において、そのシューズが文化的なムーブメント、もしくは世界的な、あるいは個人的なレベルで重要な出来事と紐づいているからだ。例えば、アディダス（ADIDAS）の「スタンスミス」は、偉大なテニスプレーヤーの遺産である。

1970年代、テニス選手のスタン・スミスは天才プレーヤーだとみなされていたが、アディダスのテニスシューズは彼の活躍がきっかけで登場したわけではない。実は1965年に、フランスのテニスプレーヤーであるロバート・ハイレのシグネチャーモデル「ハイレット」が発売されており、それをベースに、1973年には「スタンスミス」がローンチ。シュータンにスタン・スミスの顔が配された、あのアイコニックなトレーナーが誕生し、一躍アディダスを代表するシューズとなった。

2024年秋にぴったりのモデルは？

そして今年、テニスに由来する大定番「スタンスミス」が再び熱視線を浴びそうだ。というのもゼンデイヤが、自身の映画『チャレンジャーズ』のプロモーション中、“テニスコア”な着こなしによってテニスを再びファッションの世界とリンクさせたから。そして、大坂なおみは8月末、ニューヨークで開催された全米オープンで、大きなリボンが付いたアンブッシュのYOONによる競技⽤ウェアを見にまとい、ソーシャルメディアで瞬く間に拡散。テニスが話題の今こそがアディダスのスタン・スミスを履くのに理想的な時期なのだ。

ホワイト×グリーンやオールホワイトなどの定番カラーは、今シーズンも引き続きラインナップされているので、クリーンな白スニーカーを探し求めている人にはぴったり。すでに「スタンスミス」を所有していて、新たに買い足すのであれば、ロサンゼルス拠点のブレインデッド（BRAIN DEAD）との新作コラボが旬。ミニマルなデザインはそのままに、シューレースやブレインデッドのロゴのアクセントが効いた一足だ。

定番の着こなしをチェックして

長らくトレンドに君臨しているアディダスの「サンバ」を手放せない人は、「スタンスミス」も気に入ること間違いなし。クセのないデザインなので、スタイルを問わずフィットするのが魅力だ。

例えば、白いシャツをジーンズにタックインして足元に「スタンスミス」をチョイスすれば、カジュアルかつスタイリッシュな着こなしが完成する。また、オフィスカジュアルといった少しかしこまったスタイルとの相性もバツグン。

また、シューズ以外でもテニスの要素を取り入れたいならば、ミニ丈のプリーツスカートが◎。そこにホワイトのロングソックスを合わせると、よりいっそう旬な着こなしに。上級者ならば、ポロシャツやニットベストも手に入れ、ヘルシーで由緒正しきスポーツスタイルを目指すのも良さそうだ。

Text: Por Michel Mejía Adaptation: Reona Kondo

From VOGUE.MX

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