『ジョーカー2』、レディー・ガガと女性のキスがカットされた理由

ホアキン・フェニックスがタイトルを演じた『ジョーカー』の続編となる『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』が、10月11日より日本公開される。昨年ニューヨークで撮影中には、謎の女性リー役のレディー・ガガが、裁判所の前で女性とキスをしている姿をパパラッチされていたが、このシーンは結局カットされた。

トッド・フィリップス監督が、その理由を『エンターテイメント・ウィークリー』のインタビューで明かした。「あのシーンにはセリフがあったけれど、急にもっと音楽と雰囲気のあるシーンにしたいと思い立ったんです」と説明。「キスを使うとなったらセリフが必要でした。つまり当初の予定では、女性から声を掛けられたガガが立ち止まり、キスをするという流れでしたが、それでは、（新しいアイデアの）邪魔になってしまう」

最新作では、アーサー・フレックの裁判と並行し、彼が収監されているアーカム・アサイラムで出会った謎の女性リーとのロマンスを描く。撮影時には、リーが裁判所前の階段で、詰めかけた抗議デモの人々とすれ違い、その中の一人の女性とキスをしていた。すでに公開となったアメリカでは、さまざまな感想や考察が飛び交い、まさに賛否真っ二つ状態だ。

レディー・ガガはヴェネチア国際映画祭で、「私たちは時間をかけてそれぞれのキャラクターに変身し、細部まで磨き続けたんだと思います」と語っていたが、フィリップス監督によると、キスはガガのアドリブだったそうだ。

Text: Tae Terai

READ MORE

・ホアキン・フェニックス、役作りの減量は『ジョーカー2』が最後

・レディー・ガガ＆マイケル・ポランスキー、ヴェネチア国際映画祭でレッドカーペットデビュー

・レディー・ガガ、プロポーズされた場所を告白

・レディー・ガガ、男性だという噂を否定しなかった理由

・レディー・ガガ自らデザインしたルックも！ 『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』プレスツアールックをプレイバック

・VOGUEエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録