『光る君へ』第38話 “伊周”三浦翔平の怪演にX衝撃！「狂気の沙汰」「黒目の向きがばらばら」驚きと称賛の声

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。10月6日に放送された第38話「まぶしき闇」では、三浦翔平さん演じる伊周がついに崩壊。その怪演に注目が集まりました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響とともに今後の見どころを紹介します。

第38話のあらすじ

まひろ／藤式部（吉高由里子）を訪ねて来たききょう／清少納言（ファーストサマーウイカ）は、亡き皇后・定子との思い出をつづった「枕草子」から一条天皇（塩野瑛久）の関心を奪ったまひろの物語について、感銘を受けたと評価しつつ「恨んでますの」と思いを吐露。まひろは藤壺をさらに盛り上げたいという道長（柄本佑）に、あかね／和泉式部（泉里香）を女房として推薦します。

道長は嫡男・頼通（渡邊圭祐）を呼び、「家の繁栄のためではなく、民のためによい政をする」ため、中宮・彰子（三上愛）が産んだ皇子・敦成親王を次の帝にすると宣言。伊周（三浦翔平）が後見をする敦康親王（渡邉櫂）との後継争いが表面化する中、彰子と敦成親王に対する呪詛（じゅそ）の形跡が見つかり、伊周の関与が明らかに。

彰子が再び懐妊し、出産のため土御門殿へ里帰りをすると、藤壺でのボヤを理由に敦康親王は伊周の屋敷へ。道長が自身を藤壺から遠ざけようとしていると語る敦康親王。心身に支障を来すほど道長への恨みに取りつかれた伊周は、土御門殿を訪ねると「全部お前のせいだ！」と叫び、懐から呪詛札をまき散らします。伊周が退出されゆく姿を目撃したまひろと道長の目が合い――。

正気を失った“伊周”三浦翔平の怪演が衝撃的すぎる！

道長への恨みに取りつかれ、帝から許された参内もせず、ひたすら呪詛をし続けていた伊周に降りかかった呪詛返し。身も心も狂い果てた伊周は、まさに「人を呪わば穴二つ」状態。視点も定まらず全身から恨みの気を噴出する姿に衝撃が走りました。

X（旧Twitter）では、「完全に正気を失ってる伊周、三浦翔平のこの眼球まで狂わせる演技すごくない？黒目の向きがばらばら。現実にこんなことできる人いるんだ」「伊周こんな凄まじい目になってたんだ…凄い役者さんだ」「一気に老け込み病も患い、もうかつての凛々しさの影も見えない狂気の沙汰に憑かれた伊周を、三浦翔平さん本当に見事なまでの演じっぷりでスタオベしたくなったわ」など、三浦さんの怪演に驚きと称賛の声が殺到しています。

まひろvsききょうの対峙（たいじ）シーンがヒリヒリする

また、まひろとききょうの対峙（たいじ）では、紫式部と清少納言のライバル説が見事に描かれ、「まひろの態度は変わらないけど、ききょうの態度があからさま…」「ききょう、めっちゃディスってる…それを手厳しい指摘とするまひろ…。怖い怖い怖い」「ききょうちゃん、まひろちゃんが書いた源氏物語に本当に感銘を受けたんだろうなぁ。ただ、それだけでは済まない2人の友情の間に入ってしまった政治の思惑、大切な存在、物書きとしての矜持」「まひろも作家として一歩も引かないんだね」などのコメントが寄せられています。

第39話は「とだえぬ絆」。彰子が2人目の皇子を出産し、自身の血を引く天皇の誕生を意識し始める道長。次期皇位を巡り公卿たちの思惑が交錯する中、伊周の体調悪化のうわさが広まり……。一方、まひろの帰省中、娘・賢子（南沙良）の父親が道長であることを、弟・惟規（高杉真宙）が父・為時（岸谷五朗）にバラしてしまい――。隠されていた真実を知った為時はまひろに何を語るのか、注目です。

この記事の筆者：地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。
文：地子給 奈穂