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【日本女子オープン優勝】史上3人目の快挙を遂げた快進撃中の竹田麗央プロに注目!

  • 2024.10.8

茨城県の大利根カントリークラブで開催された日本女子オープン選手権競技。日本一の女子ゴルファーを決めるこの大会。最終日に竹田麗央プロが2アンダーでラウンドを終え、2位に2打差をつける通算10アンダーで日本一に輝きました!

初日から、スコア速報がアクセス過多によりサーバーダウンするほどに注目されていたこの大会。決勝に入ると全組2サムでのラウンドになるのですが、最終日最終組がまさかの竹田プロと22年、23年と連続で女王に輝いている山下美夢有プロとの一騎打ちとなりました。今年のメルセデス・ランキングでも、1位2位を争う2人。山下プロの時代が続くのか? 竹田プロの時代が始まるのか? 「今年を占う1戦」「天下分け目の戦い」…そんな風に言われるほど、大注目の対決となりました。

結果は、竹田プロが日本女子オープン初制覇! 樋口久子プロ、畑岡奈紗プロに続く史上3人目となる同一年の「日本女子プロ選手権」&「日本女子オープン」優勝の快挙も達成。今春に初優勝を遂げてから、既に7勝し、メルセデス・ランキングは独走状態。プロ3年目の21歳、竹田麗央プロのこれまでの戦歴やプロフィールなどを、今更ではありますがご紹介していきたいと思います。

Getty Images

◆竹田プロのプロフィールは? 同期のプロは?

竹田麗央プロは、母親である女子プロゴルファー平瀬哲子プロの影響で6歳からゴルフを始めました。1993年と94年と2年連続で賞金女王に輝いた平瀬真由美プロが叔母であることは有名な話ですね。2021年の日本女子オープンでローアマチュアを獲得し、その年のプロテストで合格しました。

2021年合格の94期生ということなので、川﨑春花プロや天本ハルカプロ、櫻井心那プロ、尾関彩美悠プロらと同期ということになります。彼女たちに比べると、やや遅咲きのように感じる竹田プロ。デビュー年に優勝した川崎プロや尾関プロ、その翌年に4勝を挙げた櫻井プロといったように、デビューしてすぐ華々しい結果を挙げていく同期に隠れてしまったのは、最初のQTで躓いてしまったことが大きな要因かもしれません。

出場権の無かったデビュー年は、前半戦には推薦で出場し、リランキング上位に入ったことで後半戦にも出場。ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントで2位タイ、CATレディスで3位タイに入るなど健闘したものの、メルセデス・ランキングは惜しくも58位で、シード権は獲得できませんでした。

翌年の2023年は、QTランキング22位で、前半戦フル出場。シーズンを戦い抜いて、メルセデスランキングは22位。今季のシード権を獲得し、いよいよプロ3年目となる今年の快進撃に続きます。

◆2024年シーズンの快進撃!

竹田プロの地元である熊本で開催したKKT杯バンテリンレディスで初優勝を挙げると、翌週のフジサンケイレディスでも優勝し、ツアー史上4人目となる「初優勝からの2週連続優勝」を達成。その後も順当に勝ち星を重ね、9月の日本女子プロ選手権でメジャー初制覇。そして、先週の日本女子オープンで今季7勝目を挙げ、史上3人目となる「日本タイトル年間2冠」を達成しました。同一年に公式競技で2勝したことで、5年シードも獲得しました。

ここまで24試合が開催され、トップ10は17回。その内トップ5が13回と、半数以上の大会で優勝争いに加わってきた竹田プロ。今回の優勝により、メルセデス・ランキングは3,000ポイントを越え、女王争いは既に独走状態と言えます。

シーズン最多優勝も気になるところですが、今までの記録は2003年に不動裕理プロが達成した10勝が最高。今季の残り8戦で3勝が必要ということなので、少々厳しい状況ではありますが、思わず期待してしまいます。

◆来季は世界へ?

米国女子ツアーのメジャー大会である全米女子オープンで、竹田プロが今年初出場にも関わらずいきなり9位に入ったのは記憶に新しいところ。竹田プロの目標は「世界で活躍する選手になること」とのことなので、今大会の優勝で5年シードを獲得した今、世界にチャレンジする大きなチャンスが到来したと言えます。12月に開催される米女子ツアーの出場権を賭けたQTに挑戦するかどうかが、今後注目されることになるでしょう。

2024年シーズンも、いよいよ終幕に向けて佳境に入ります。現在、竹田プロの独走状態となっている女王争いですが、加算ポイントの大きい公式戦も残っているので、今後どうなるかはまだわかりません。今月末には、上田桃子プロや稲見萌寧プロらが米国ツアーに本格参戦する足掛かりとなったTOTOジャパンクラシックもあります。残り8試合、まだまだ女子ツアーから目が離せませんね!

◆おだみなプロフィール

おだみな/元プロキャディ。男子、女子両ツアーで活動し、宮里藍プロのデビュー年からアメリカ本格参戦までの専属キャディとして転戦。現在は二児の母をしながら、近所のゴルフ場でハウスキャディとしてアルバイト中。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、ゴルフ歴だけは長いがスコアはイマイチ。

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