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初優勝した年の最多勝更新! メジャー2冠を含む今季7勝目を飾った竹田麗央プロ【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.10.8

今週は国内女子ツアー第29戦、日本女子オープンは竹田麗央プロが通算17アンダーで今季7勝目を飾りました。初優勝した年に7勝を挙げたのは史上初の快挙です。また、同一年に日本女子プロゴルフ選手権と日本女子オープンを制したのは史上3人目となります。

◆ツアー初優勝の年に7勝は史上最多

この勢いはどこまで続くのでしょうか。なんと竹田麗央プロが日本女子オープンを制し、今季7勝目を挙げました。ツアー初優勝を挙げたKKTバンテリンレディスから18試合で7勝です。実に勝率3割8分9厘は驚くべき数字でしょう。これまでツアー初優勝を挙げたシーズンに最も勝っていたのは89年の小林浩美プロの6勝でしたが、その記録を塗り替えました。ちなみに、小林プロも89年は日本女子オープンに優勝していますが、シーズン4勝目であり、いかに竹田プロがハイスピードで優勝を重ねているかが分かりますね。

となれば、シーズン最多勝を狙いたいところですが、歴代1位は03年の不動裕理プロが達成した10勝です。竹田プロがこの記録を抜くにはあと4勝しなければいけません。残り8試合での4勝はちょっと厳しそうですね。

ちなみにシーズン優勝回数記録の第2位は20-21年の稲見萌寧プロが達成した9勝です。第3位は7勝で、04年の不動プロ、15年のイ・ボミプロ、19年の鈴木愛プロの3人に竹田プロが加わった形になります。

また、21歳180日での通算7勝目達成はツアー史上3番目のスピード記録となります。1位は宮里藍プロの19歳330日、第2位は古江彩佳プロの21歳164日でした。

◆目指すはメジャー4冠

同一年に日本女子プロ選手権と日本女子オープンの2大タイトルを獲得したのは、竹田プロが3人目となります。第1号は樋口久子プロ、2人目は畑岡奈紗プロです。

メジャー絡みの記録としては、最も多く優勝しているのは樋口プロです。日本女子プロ9勝、日本女子オープン8勝の内訳です。もっとも、樋口プロの時代にはワールドレディスもリコーカップもなかった上での数字だけに、メジャーには相当強かったといえるでしょう。

メジャー優勝数の第2位は大迫たつ子プロで8勝、第3位は涂阿玉プロで7勝となります。4つのメジャーすべてに優勝した選手はまだ一人もおらず、3冠の選手は大迫プロ、涂プロ、森口祐子プロ、不動裕理プロ、肥後かおりプロ、申ジエプロ、テレサ・ループロ、塩谷育代プロ、福嶋晃子プロ、諸見里しのぶプロの10人となります。

その10人の中でグランドスラムの可能性があるのはジエプロだけですが、2冠には畑岡プロ、原英莉花プロ、山下美夢有プロ、そして竹田プロがいます。史上初の4冠選手となるのは誰か、気になるところです。

竹田プロには最終戦のリコーカップで優勝し、ジエプロに続くツアー史上2人目の年間メジャー3勝の記録を狙ってほしいですね。

写真/Getty Images

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