不正を知ってて隠し出場停止→復帰後大活躍の韓国女子ゴルファー、最新世界ランクで国内組トップに

過去に不正行為を知ってて申告せず出場停止処分を受けた韓国女子ゴルファーのユン・イナ（21）が、世界ランキングで韓国女子ツアー選手最高順位に浮上した。

10月8日に発表された細心の女子ゴルフ世界ランキングで、ユン・イナは前週の35位から3ランクアップの32位に入った。

ユン・イナは去る10月3日から6日にかけて行われた韓国女子ツアーのメジャー大会「第24回ハイトジンロチャンピオンシップ」で、通算1オーバーの「289」で3位タイを記録。同大会含め、直近4大会中3大会でトップ5入りという好成績を収めている。

そんなユン・イナは最近、米国女子ツアーのQシリーズ（予選会）の申請書を提出したことが明らかになっている。

なお、ユン・イナは去る2022年6月に行われた「DBグループ・第36回韓国女子オープン・ゴルフ選手権大会」で、第1ラウンド中に“誤球プレー”を犯すルール違反をした。

加えて、この事実を大会終了から1カ月間明らかにせず、7月に遅れて韓国ゴルフ協会（KGA）に申告。これが大きく物議を醸し、KGAよりKGA主催大会への3年間の出場停止処分、さらにはKLPGAよりKLPGA主管・主催の全大会への3年間の出場停止処分が下された。

以降、2023年シーズンは1年間公式戦に出場せず。ただ、今年1月に出場停止期間が3年から「1年6カ月」に減免されたことで、2024年シーズンからの大会出場が可能となった。世界ランキングは復帰戦を戦った今年4月時点で422位だったが、約半年で計350ランク以上も順位を上げ、今や韓国女子ツアー最上位にまで浮上した。

ちなみに、最新の世界ランキングでユン・イナより順位が高いのは、5位コ・ジンヨン（29）、8位エイミー・ヤン（35）、10位ユ・ヘラン（23）、20位キム・ヒョージュ（29）、25位の申ジエ（36）と、アメリカや日本など海外で活躍する選手だ。

ユン・イナ以下では、35位にイ・イェウォン（21）が位置しており、「第24回ハイトジンロチャンピオンシップ」で優勝したキム・スジ（27）は7ランクアップの55位に浮上している。