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読めますか?日本の伝統色「千歳茶」 “ちとせちゃ”とは読みません

  • 2024.10.8

日本の伝統色を知る

千歳茶(せんざいちゃ)
千歳茶(せんざいちゃ)

日本の伝統色「千歳茶」とは……

千歳茶は千歳緑から派生した色で、茶色がかった暗い緑褐色を指します。一見すると緑色にも思える色ですが、千歳茶のような黄緑系の渋い中間色も「茶色」と呼ばれていたそうです。「千歳」という言葉は縁起が良いとされていたので、一般的に広く使われていた名称でもあります。文政年間(1818-1830)には関西地方でこの色が流行り、女性ものの紬の紋付や男性の木綿服に用いられました。

千歳茶 = せんざいちゃ

 

千歳茶色は「千哉」「千斎」「千才」とも書かれ、他にも「新斎茶」と呼ばれるなど別名が多くある色名としても知られています。「千歳茶」は、せんざいちゃと読みます。

R77 G81 B57 #4D5139/千歳茶(せんざいちゃ)

「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 

参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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