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PTA「いじめはない」発言に絶望、中学時代のつらい経験を振り返る漫画

  • 2024.10.8

いじめは許されないことですが、どんな場所でも、どの年代でも起こりうるもの。多感な青春時代に受けたいじめは大人になっても忘れられませんよね。サヤカ@イラストエッセイ(@sawayakasayaya)さんが学生時代に経験したいじめを漫画にして公開しました。漫画『ある日登校したら筆箱に液体のりがぶちまけられていた話』の見どころをダイジェストでお伝えします。

©sawayakasayaya
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ささいなきっかけで始まった嫌がらせ

漫画の主人公・サヤカは中学時代、いわれのない嫌がらせを受けます。その相手は小中一緒のミナミ。

原因とみられるできごとは、中学3年になってサヤカに他校の彼氏ができたこと。ミナミがその彼を気に入っていたため、サヤカが付き合い始めたことに腹を立てたようです。

サヤカと彼氏が付き合っている事実がミナミの耳に届いた翌日から、聞こえるように暴言を吐かれたり、SNSのコメント欄に中傷のコメントを残されたりするようになりました。

サヤカはミナミに対して何も悪いことをしていないのに、ミナミによる理不尽な嫌がらせが続いたそうです。

いじめの張本人の母親から「いじめはない」の言葉

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いじめの主犯格であるミナミの母親はPTAの役員。ある日、学校行事の際に学校全体に対して、「いじめもなく明るく笑顔があふれる温かい校風」であるとスピーチをしました。

それを聞いたサヤカの表情は絶望したかのように無表情。そして、母親に対して、溺愛している娘がどんな卑劣なことをしているのか打ち明けたい気持ちで怒りがこみ上げます。

いじめを無視した末、さらなるできごとが

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毎日のように暴言を吐かれ、SNSに悪口を書き込まれるも、いつかはおさまるはずと無視を決め込んでいたサヤカ。しかし、いじめはエスカレートし、ミナミはサヤカの友人にまで暴言を吐くように。

対処に困っていたある日、ロッカーを開けると、筆箱が液体のりでいっぱいに。そんなことをするのはミナミ以外に考えつかないサヤカ。怒り心頭に発して先生に相談するなどの対応をしますが、なかなか思うように対応してもらえません。

最終的には学年に嫌がらせの事実が知れ渡ることでミナミの嫌がらせはおさまり、中学卒業でミナミと自然に離れられますが、サヤカの心から嫌がらせで受けた傷が消えることはありません。

いじめた方にとっては「気に入らないからやった」という単純なものでも、やられた方は大人になっても一生忘れない悲しい経験になります。

主人公・サヤカを描いた作者のサヤカさんも、当時のことをこんなにも鮮明に覚えているのです。

いじめが与える傷について考えさせられる本作。子どもたちが過ごす学校からいじめがなくなることを願わずにはいられない作品です。

著者:ママリ編集部

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