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優恵のおしゃれは心意気Vol.9「福岡ららら」

  • 2024.10.7

9月に2泊3日で福岡へ行って参りました。女友達と食いしん坊の旅です。いつも、旅の前にはコーディネートの絵を描きます。今回は色鉛筆と水彩絵の具で色をつけました。最初に決めたのは「大人のおしゃれ手帖」9月号【増刊】の付録の帽子です。H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)とのコラボレーションで、きれいな茶色に黒のパイピングがシックなので気に入っています。この帽子に合う色でコーディネートを考えました。絵の左から、1日目はベージュのカットソー・ワンピースにチェックのシルクのストールをアクセントに。2日目は白いカットソー・ワンピースにブルーの太いストライプの麻のパンツを合わせます。3日目は胡桃(くるみ)色のブラウスと白いコットンのワイドパンツ。

<グレーでまとめてみました>

2泊ならば小さなキャリーバッグとボストンバッグの組み合わせがわたしの定番です。今回のボストンバッグはしまむらで購入しました。何よりもグレーの色が気に入ったのですが、このバッグは造りが細かくて、ポケットが多くて、丈夫で、本当に使いやすいのです。そして更に、持ち手が太いことで肩への負担がとても少ない優れものです。東京からは、福岡でお目に掛かるお約束をしていましたお仕事でお世話になった方へのおみやげなどを入れて、帰りは空港であれもこれもと購入した福岡名産を詰め込みました。お財布や携帯電話などの手回りのものはhareiroのショルダーバッグに。こちらもポケットが多くて、少しの雨なら濡れても問題なし、その中にはお買い物用に薄い布バッグを入れています。

KEENのユニーク・オースリーのグレーはメンズにしかない色でしたので、気にせずメンズの小さいサイズにしました。とても良い色です。

<旅のアクセサリーはシンプルに>

ペンダントは細いカットボールチェーンとフリンジの組み合わせがとても美しい、カナダのブランドのone7threeです。指輪はヨーガンレールの石をくり抜いたもので、20年愛用しています。とてもとても気に入っている指輪のひとつです。

<秋の入り口はモンブラン色で>

胡桃色のブラウスはたっぷりとしたギャザーがコーディネートを楽しくしてくれます。おしゃれをきゅっと引き締めてくれるのがヨーガンレールのシルクのストールです。真っ白なコットンのワイドパンツはその質感と肌触りが良いので、膝丈のパンツも持っていて、そちらも重宝しています。

そして、ブラウスはわたしの大好きな後ろボタンです。前ボタンよりも「おでかけ」の心持ちになるのはなぜでしょう。

9月の福岡は残暑が厳しく、太宰府は連日ニュースで気温を伝えられるほど猛烈に暑く、豪雨のために楽しみにしていた博多湾クルーズが欠航になってしまいましたが、美味しいものをたくさんいただいて、気心知れた女友達との旅は大変愉快なものでした。コーディネートを見返してみますと、栗のクリームと生クリームのモンブラン色が秋の入り口にお似合いのようです。福岡ららら、ららら、ららららら、きっとまた。

<今月のおしゃれ横丁>
グレーのボストンバッグ:しまむら
ショルダーバッグ:hareiro(ハレイロ)
スニーカー:KEEN(キーン) ユニーク・オースリー
ペンダント:one7three(ワンセヴンスリー)
石の指輪:ヨーガンレール
シルクのストール:ヨーガンレール
ベージュ/白のカットソー・ワンピース:45R(フォーティファイブ・アール)
ブルーストライプ・パンツ:L.L.Bean(エルエルビーン)
ギャザー・ブラウス:tricot COMME des GARÇONS (トリコ コムデギャルソン)
コットン・ワイドパンツ:GALERIE VIE(ギャルリー ヴィー)

*画像・文章の転載はご遠慮ください

この記事を書いた人(写真・文)

モデル、俳優 優恵

優恵

今年はモデルデビュー40周年。本誌でもおなじみ、おしゃれと旅とおいしいものをこよなく愛する。『mc Sister』で人気を博し、俳優としても映画、舞台などで活躍。近年の出演作に『秘密のフレグランス』(2021)ほか。

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