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【映画】グッと心が動いてしまう!青春アニメ『がんばっていきまっしょい』

  • 2024.10.20

リビングふくおか・北九州Web地域特派員のblack bunnyです。

フレッシュな気持ちで汗水垂らして何かに一生懸命になっていたあの頃。 目の前の、見えている世界だけが自分の中心にあって、ひたすら「今」に向き合う。 己の心の動きにも無防備で、もどかしい、歯がゆい、そんな気持ちが渦巻く時期。

青春って、大人になってから、こんな風に輝いて見えるんだ。

未熟で、不器用で、いびつだからこそ、新しい発見がある。 そこに飛躍というポテンシャルが潜んでる。

そんな事を感じられる映画試写を、観ました。

実写映画・ドラマを経て、アニメ化!

1995年に「坊ちゃん文学賞」大賞を受賞し、映画やドラマに実写化された敷村良子作の青春小説『がんばっていきまっしょい』。

ボート部に青春をかけた女子高生たちの物語が、「あした世界が終わるとしても」で注目を集めた櫻木優平監督のもと、現代に設定を変え、劇場版アニメーションとして2024年10月25日(金)に全国公開されます。

©がんばっていきまっしょい製作委員会

あらすじ

一生懸命になることをあきらめた高校生が、仲間とこぐボートに夢中になっていくー

心の揺らぎが沁みる

舞台は原作者の出身地、愛媛県松山市。 映像で流れる自然や景色の描写がとても美しく、思わず見とれてしまう中、ストーリーはテンポよく進みます。

「頑張ったって意味ない」と、一生懸命になることを諦めている主人公・村上悦子は、自分に期待しない、頑張らない、一歩引いて周りを眺める冷めた女子高生として描かれています。

©がんばっていきまっしょい製作委員会

自分が傷つきたくないという思いから、辛い思いをしないように、最初から気持ちに蓋をする。 人間として生きていたら、そういう経験、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。

「自分は一人で生きている」とでも言わんばかりの、ちょっと身勝手で孤独な思考に捕らわれるのも、10代ならでは。その青さが胸の奥をくすぐるのです。「青い」なんて言われたらきっと反感を持つような年頃の、リアル。

繊細で傷つきやすいが故に無気力な女子高生が、少しずつ周りに感化され殻を破っていく姿は、観ている側の魂を動かし、胸アツへと導いていきます。

青春の眩さに心を動かされるアニメーション

ボートという躍動感溢れる競技を中心に起こる人と人との関わりや、闘争心や挫折感という激しくも瑞々しい心の移り変わり。私達観ている側に、眩しいほど真っ直ぐに訴えかけてくる10代の人間臭さが、美しいアニメーションとともに目の前に広がります。

©がんばっていきまっしょい製作委員会

主人公・村上悦子を演じるのは、雨宮天。悦子と共に、廃部になったボート部を復活させ、ボートに青春を捧げる部員たちを伊藤美来、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美と、豪華実力派声優陣が集結し、演じています。

今、まさに青春真っただ中の方にも、青春を経験してきた大人世代にも、お勧めな映画です。

心を動かす時間、どうぞお楽しみください。

『がんばっていきまっしょい』
2024 年10月25日(金)全国ロードショー
【作品概要】 
■声の出演:雨宮 天 伊藤美来 高橋李依 鬼頭明里 長谷川育美 江口拓也 竹達彩奈 三森すずこ 内田 彩
■原作:敷村良子 「がんばっていきまっしょい」(幻冬舎文庫)(松山市主催第4回坊っちゃん文学賞大賞受賞作品)
■監督:櫻木優平■脚本:櫻木優平 大知慶一郎
■キャラクターデザイン:西田亜沙子
■CG ディレクター:川崎 司 ■色彩設計:田中美穂 ■美術監督:平良晴佳 ■撮影監督:権田光一
■アニメーションプロデューサー:佐久間周平 ■アニメーション制作:萌 / レイルズ
■音楽:林 イグネル 小百合
■主題歌:僕が見たかった青空「空色の水しぶき」(avex trax)
■協力:松山市 ■配給:松竹
■公開:10 月 25 日(金)
■コピーライト:©がんばっていきまっしょい製作委員会 

【福岡県内の上映館】 
T・ジョイ博多、 TOHOシネマズ ららぽーと福岡、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13、ユナイテッド・シネマ福岡ももち、シネプレックス小倉、T・ジョイリバーウォーク北九州、T・ジョイ久留米、ユナイテッド・シネマなかま16、イオンシネマ筑紫野、TOHOシネマズ直方、イオンシネマ福岡、ユナイテッド・シネマトリアス久山
ほか全国にて公開

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