「ジュエルシャーク」という名の最高のカプセルトイを見つけた

Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

私は日ごろから「ニッチなカプセルトイ」を探し求めては粛々とレビュー記事を書いている。

今回は、もう余計な説明は不要。いきなり商品名からご紹介する。刮目せよ。

「宝石鮫ジュエルシャーク」だ！！！！！

グルメバトル漫画『トリコ』に出てくる食材みたいな名前だが、こちらは柔らか素材のサメのマスコットで、内側にラメ入りのジェルが入っているというもの。

今回引き当てたのは「ジュエルブルー」（1個200円）。実物を見てみよう。

なるほど、「宝石のような見た目のサメ」というわけだが、説明されてなおコンセプトとターゲット層が全然分からねぇや！！！（歓喜）

こちらは埼玉県某所のスーパーにひっそりと設置されたカプセルトイコーナーで発見した。見つけた瞬間、頭の中で「お前ら～最高だぜ～！！！！」「うおおおおおお！！！」とディズニーシーの「タートルトーク」のコール＆レスポンスが鳴り響いた。二ッチすぎる。

この手の海洋生物をモチーフにした柔らか素材のマスコット自体は、古今東西あらゆるメーカーから発売されているおなじみの商品である。

そんな中にあって、「宝石鮫ジュエルシャーク」は計4種類、ラインナップは全てサメで、違いは中のジェルの色だけ。商品名に恥じない潔さだ。

メーカー側で

部下「やっぱサメ以外もラインナップに入れたほうがいいんじゃないですかね…」
上司「いや、ウチはサメ一本で勝負しよう。俺を信じて、ついてきてほしい！」
部下「はい！！！！」
出典:Togetterオリジナル

みたいなやり取りがあったんじゃないかと勝手に想像して目頭が熱くなる。

大きさは頭から尻尾まで15cmくらい。表面はややペタペタとひっつく粘着性のある透明素材だ。内側には、鮮やかな青色をベースにラメをこれでもかと混ぜ込んだジェルが詰まっている。ニギニギすると柔らかくて最高だ

「ラメのジェルが入ったサメ」という二ッチすぎるコンセプトゆえに、アイデアの面白さに全振りした商品に見える。しかし、サメの造形にご注目いただきたい。

ホオジロザメをモデルにしていると思われるが、全体のシルエットはもちろん、各パーツのバランス、ヒレの数、果ては五本のエラ孔（あな）まで、かなり正確な造形で再現されているのだ。普通にサメのマスコットとしてクオリティが高い。この点もじわじわくる。

ジュエルシャークは価格も200円と、最近のカプセルトイにしてはお値段もリーズナブル。なんかもう全体的に、「こういう謎オモチャを出そうというメーカーがまだある」という事実が嬉しい。これだから二ッチカプセルトイ巡りはやめられないのだ。

文：ふ凡社編集：Togetterオリジナル編集部