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一向に片付かない「娘の部屋」口出しするのは諦め、捉え方を変えてみた

  • 2024.10.6

(この記事では、ママによる片付け体験談をお届けします)学年末になると、子どもたちは学校から大量の荷物を持ち帰ってきますよね。私の娘も、いろいろなものを両手に抱えながら帰宅。何てたくさんあるのでしょう。そして何とかさばるのでしょう。娘の部屋は持ち帰った荷物で、どんどん埋め尽くされてゆきます。そんな娘の姿を見てつい口出ししてしまう私。なかなか片付けられない娘にどうしてあげたらいいのだろう。いつも何かと考えさせられる学年末のお片付けについてご紹介します。※本記事は、個人の感想に基づいたものです。

自主性と手出し口出し

学年末の大荷物を大きな袋に入れて持って帰るのも、ひと仕事ですが問題はそれからです。来学期に備えて使えるように、汚れを落としてきれいにし補充をします。そして、片付けないといけません。

しかし娘は、片付けが苦手です。毎年学期末になると片付けをめぐって、娘とひともんちゃくが起こります。娘にとって片付けは、苦手というより片付けるという意識が人とは違っているのかもしれないなと思う時がしばしば。

娘の部屋の机やラックは、持ち帰った道具類やプリント、筆記用具、おもちゃ、お菓子等、気づいた時には雑多なものが山積みです。机には勉強するスペースもありません。

いつまでも片付けず平気な様子の娘にたまりかねて、一緒に片付けることになってしまうのです。娘には自分のことは自分でするようにと常日ごろから言い、私は極力手出しをしないようにしています。しかし、あまりの乱雑ぶりに口を出さずにはいられません。

一緒に片付けていると、探していた消しゴムや何かのカードが度々見つかります。「あった。あった。」と娘はご機嫌です。私は片付けないから失くすのだと言いますが、返事はいつも「大丈夫」。

何が大丈夫なのかと思い、ついまた手出し口出しをしてしまいます。そしてまた、反省。その繰り返しです。

遠い捨て活

ママリ

娘にとって部屋の中のものはどれも思い出深いもので捨てることができません。図工等の作品は、理解できます。

しかし、テストやプリントは返してもらった時に見直しや間違い直しをして役目を終えているもの。もう二度と見ないであろうと考えられるものは処分しないと、どんどん増える一方です。

片付けを始める前に娘にそう説明すると、それなりに納得します。しかし片付け始めて1枚1枚を見る度に、思い出すことがあるようで、じっと見入ってしまって片付けの手は止まり、もとの場所へ戻してしまうのです。

どうして処分しないのか聞くと、「まだ、いるから」「また、見るかもしれないから」と、どこかで聞いたような返事が返ってきます。最近よく聞く捨て活とはほど遠い、片付ける前と何も変わらない娘の部屋なのです。

気持ちの切り替えと諦めが求められますが、片付けながら楽しそうな娘。どれにも、娘だけの何ものにもかえがたい大切な思い出があり、親の私にも話していないことが詰まっているのでしょう。

それらを見る度に、いろいろなことを思い出しているのだと思います。そう思うと、むやみに片付けなさいと言いにくい気持ちにもなってしまうのです。

思うように片付かなくても、考え方を切り替えて

ママリ

結局、娘の部屋は片付きません。その現実を見ると正直ぐったりしてしまいます。自分より他人が散らかす方がストレスを感じると聞いたことがありますが、まさにその通り。

しかし結局、手出し口出しをした結果がこうなったと反省し、私自身気持ちを切り替えなければなりません。片付けをしながらだからこそ、聞ける話もある。当分の間、片付けは娘とのおしゃべりを楽しむ時間と思えばいいのではないかと。

そして娘は片付けを、自分なりのルールで考えているのだと思えばいいのです。それはもう、半分諦めにも似た悟りの境地です。

そうは思っても、やはり春休みの間に何とか娘に片付けさせるいい方法はないか、すっきりとした部屋で新学期を迎える方法はないかと日々、考えてしまいます。

親というものは本当に諦めが悪く、悟りの境地に達するには程遠いものだなと。そんなことを思う日々がまだまだ続きそうです。

著者:ママリ編集部

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