1. トップ
  2. おでかけ
  3. 北海道の最新観光事情もたっぷり紹介!「北海道観光情報交換会」参加レポート

北海道の最新観光事情もたっぷり紹介!「北海道観光情報交換会」参加レポート

  • 2024.10.6

こんにちは、リビングふくおか・北九州Web地域特派員のこたまるです。 9月13日、博多駅からほど近い第三博多偕成ビルで「北海道観光情報交換会」(主催/北海道、公益社団法人北海道観光機構)が行われたので参加してきました。

道内各地域の北海道観光関係者から最新の観光情報を教えてもらえる貴重な機会。今回は、アイヌ民族文化財団、サケのふるさと千歳水族館、札幌観光協会、札幌市、札幌振興公社、星野リゾート、北海道歴史文化財団の7団体(五十音順)から話を聞くことができました。

それぞれの観光地の魅力や最新情報など、話を聞いた順に紹介していきますね。

「サケのふるさと千歳水族館」

トップバッターは「サケのふるさと千歳水族館」を運営する千歳青少年教育財団の星 公子さん。その名の通り、サケをメインに淡水魚なども展示する水族館で、新千歳空港から車で約15分の場所にあるそう。

出典:リビングふくおか・北九州Web

最大の見どころは「水中観察ゾーン」。千歳川の左岸に埋め込まれた長さ30mほどの部屋に、設置されているのは縦1m×横2mの7つの窓。この窓の向こうに広がるのは、本物の千歳川の水中です。季節ごとに窓の向こうに見える主役が変わると言い、目の前に広がる光景はその時だけのもの。まさに一期一会の出会いが待っています。

特に迫力あるのが、千歳川を遡上してくるサケの大群が姿を見せる10月中旬~下旬とのこと。過去の同時期の動画を星さんに見せてもらいましたが、窓一面を埋め尽くすサケの数にビックリ。ライブカメラで「千歳川水中観察室」からの千歳川の様子を配信しているそうなので、今年の秋は北海道に行けないという人も自宅から千歳川のサケの群れを見守るのもありかも!

出典:リビングふくおか・北九州Web

サケがメインの巨大水槽や、『支笏湖ブルー』と呼ばれる神秘の湖「支笏湖」の水中世界を再現した「支笏湖大水槽」、国内水族館では唯一の「アメリカミンク」の展示など、見どころ満載。秋限定「サケの採卵体験」、春限定の「サケの稚魚放流」といったサケを体感できるイベントが楽しめるのもここならではです。

そんな「サケのふるさと千歳水族館」ですが、「道の駅 サーモンパーク千歳」(北海道内道の駅でトイレがきれいランキング第1位 6年連続受賞!)の敷地内にあり、新千歳空港を利用する旅行者にとって実は非常に立ち寄りやすい施設なのです。ちなみに「サーモンパーク千歳」はデカ盛りグルメも充実しているそうで、星さんイチ押しは「鮭の遡上丼」。サケの形をした特製プレートにサーモンなどの海鮮がこれでもか!盛り付けられた総重量1.2kgの名物海鮮丼。元々は1種類でしたが、イクラがたっぷり乗った「鮭の遡上丼 メス」も登場し、現在は2種類から選べるインパクト抜群の一品なんだとか。

昨年北海道に行った時、新千歳空港からレンタカーで移動したのですが、空港の近くのこんな施設があったとは全く気付かず。あと1年早く星さんと出会っていれば…。新千歳空港に行く予定がある人、要チェックです!

サケのふるさと千歳水族館
千歳市花園2丁目312
https://chitose-aq.jp/

「ウポポイ(民族共生象徴空間)」

続いて話を聞いたのは、アイヌ文化復興等に関するナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を運営するアイヌ民族文化財団の野本三治さんと鄭宏娜さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

新千歳空港から車だと高速道路利用で約40分の場所に位置するウポポイ。東京ドーム約2個分の広さの敷地内に、国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園、慰霊施設などがあります。国立民族共生公園はフィールドミュージアムになっていて、アイヌ古式舞踊の上演や伝統芸能体験、伝統工芸品の製作体験や作業見学などを通じてアイヌ文化を体感することができます。

実は昨年の北海道旅行で一番長く滞在時間を取ったのが、このウポポイなんです。と言っても2時間半の滞在時間では全然足りず、「また必ず戻ってこよう、次は半日~1日滞在してもっとしっかり巡ろう」と思ったほど印象深いウポポイ。それから1年も経っていないにも関わらず、なんと私の知らない情報が2つあるとのこと!

まず1つめが今年7月から弓矢体験「アㇰシノッ」が体験学習館別館で体験できるようになったこと。昨年私も体験したのですが、その時は屋外でした。弓矢体験は子どもから大人まで人気が高いそうで、雨だったり寒かったりすると屋外だと大変だろうなと私自身感じたので、屋内で行われることで天候や気温に関係なく体験できるようになったのは嬉しいことだなと。屋内ではありますが、スクリーンに臨場感あふれる空間が映し出されるそうです。

もう1つが今年8月に行われた「カムイアイズVR体験」のリニューアル。ドーム型スクリーン映像体験「カムイアイズ」がバーチャルリアリティ(VR)ゴーグル映像体験に変わったとのこと。アイヌ文化でカムイ(神)とされているワシ・キツネの視点から見える世界をVRゴーグルを使った迫力ある映像で体感できるそうですが、昨年訪問時には「カムイアイズ」は未体験だったので次はぜひとも体験してみたいものです。

ちなみにウポポイに行くなら絶対に外せない!と私が感じたのは、体験交流ホールで行われている伝統芸能の上演。日によっては修学旅行生や団体客で満席になることもあるそうなので、タイムテーブルを事前にチェックしておいて早い時間から行ける人は希望回の整理券を先にゲットしてから開催時間まで他の体験や展示を楽しむのがお勧めとのこと。

なお、11月17日(日)までは国立アイヌ民族博物館 第9回特別展示「驚異と怪異~想像界の生きものたち」も開催中です。

ウポポイ
白老町若草町2-3-2
https://ainu-upopoy.jp/ 

「さっぽろ羊ヶ丘展望台」

続いて札幌観光協会の齋藤圭介さんと松本遼太さんが、札幌を代表する観光名所「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の魅力をPRしてくれました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

さっぽろ羊ヶ丘展望台といえば、真っ先に思い浮かぶのが、「ボーイズ・ビー・アンビシャス(青年よ、大志を抱け)」の名言を残したクラーク博士の像。私も初めて北海道を訪れた際に、ここは絶対に行っておきたいと足を運んだ思い出の場所です。福岡の人でも行ったことある!という人も多いのではないでしょうか。

そんな「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の大ニュースはクラーク博士像のリニューアル! 1976年の設置以来、初めての修復・塗り直しが行われて2023年4月に設置された当時の金茶色の美しい姿を取り戻したそう。写真を見せてもらいましたが、「あれ、私が見たのと全然違う」とはっきり分かるほどの色の違いに驚きます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

そして今回話を聞いて初めて知ったのですが、クラーク博士像の台座には投函口があり、クラーク博士に聞いてもらいたい夢や希望を「大志の誓い」用紙(1枚100円)にしたためて入れることができるそう。設置された最初から投函口はちゃんとあったと言いますが、これまで投函口の存在にはまったく気付かず。ちなみに投函した用紙は展望台管理事務所で大切に保管され、再び訪れた際に投函した年月日・氏名を伝えると過去に投函した懐かしい「誓い」を再び見ることができるとのこと。クラーク博士像のリニューアルだけでも大ニュースですが、投函口があったことにも驚きすぎて思わず言葉を失ってしまいました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

さらに2005年からは1200平方メートルの畑で1000株のラベンダーを栽培しているそうで、見頃を迎える7月には畑の中に入ってラベンダーの刈り取り体験(無料)もできると言います。1人50本程度を目安に持ち帰りOKとのことですが、それでもたくさんのラベンダーが咲くそうで、乾燥させたラベンダーを使ったポプリ作り体験も要望に応じて行っているそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

冬には「チューブすべり」や「歩くスキー」などの雪遊びも楽しめると言いますが、雪まつりで目にする雪像のミニバージョンを自分たちで制作するという「雪像制作体験」を今年度初めてメニュー化するとのこと。1m立方の雪の塊から雪像を削り出していくという九州ではなかなかできないユニークな体験なので機会があれば挑戦してみたいですね(雪像体験は要予約)。

出典:リビングふくおか・北九州Web

過去に行ったことがあるという人にとっても新しい発見がありそうなさっぽろ羊ヶ丘展望台、再訪してみるのも面白そうです。

さっぽろ羊ヶ丘展望台
札幌市豊平区羊ケ丘1番地
https://www.hitsujigaoka.jp/ 

札幌市

魅力的なスポットが数多くあり、日本の人気観光地といえば必ずと言っていいほど名前が挙がってくる札幌市。そんな札幌市で注目しておきたい観光情報について教えてくれたのは、札幌市経済観光局 観光・MICE推進部の足立武資さんと前本直樹さんです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

個人的に気になったのはやっぱりグルメ関連の情報。札幌の夜の楽しみ「シメパフェ」を語る上で外せない人気店「パフェ、珈琲、酒、佐藤」は、いつか行ってみたいとSNSのアカウントをフォローしながらもなかなか来店が叶わない、私にとっても憧れのお店。そのお店が今年4月にリニューアルオープンしたそう。しかもプロジェクションマッピングで花や金魚などさまざまな映像が映し出される大きなテーブルでパフェが味わえるようになったと言います。エンタメ性抜群のテーブル席以外にも、パフェが製作される様子を眺めることができるカウンター席もあるそう。

出典:リビングふくおか・北九州Web

2022年8月オープンした「狸COMICHI」には道内各地から人気飲食店が集結。午後11時まで営業しているので、「食い倒れの旅」になりがちな私にとって非常に魅力的。また、繁華街すすきのの中心部には商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」がオープン。想定を上回るほどの来館を記録し、にぎわっているとのことですが、ラーメンの名店が揃うホールも新設予定だそうで、これからの動きも目が離せません。札幌には何度か行っていますが、夜どこに行こうかなと迷うことが多いので、今後は「狸COMICHI」「COCONO SUSUKINO」を目指せば間違いなさそうです。

また、国内外のハイブランドホテルが続々と札幌に開業予定。北海道グルメを思う存分堪能したら、新しいホテルでゆっくり過ごすのも良さそう。

札幌市から行きやすい近郊の耳寄り情報も教えてもらいました。

まずは紅葉の名所「定山渓」。昨年宿泊して紅葉&温泉を満喫したのですが、雪見テントサウナなど個性的なサウナが続々誕生しているそう。サウナ初心者もサ活ハードリピーターも満足できること間違いなし!とのことでしたよ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

冬のアクティビティーも増えてきていると言い、12月上旬から3月下旬にかけて、定山渓ではスノーシューとラフティングボートで幻想的な渓谷を探索する、冬の絶景プライベートツアーも登場。冬は川の水の量が増えないので、静かな流れの中、ゆっくり雪景色を楽しめるそう。九州ではできない北海道ならではの貴重な体験ができそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

札幌観光情報サイト「ようこそさっぽろ」
https://www.sapporo.travel/

星野リゾート「リゾナーレトマム」「OMO5函館」「界 ポロト」

「旅の目的はこのホテルに泊まること」と宿泊先にこだわる人も多いのではないでしょうか。北海道内で「リゾナーレ」「OMO(おも)」「界」の3つのブランドを展開する「星野リゾート」。その魅力について、星野リゾートの相内学さんと和田奈那子さんに話を聞きました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「星野リゾート リゾナーレ」は、「PLAY HARD」をコンセプトに、地域・季節ならではのイベント、食体験など、訪れた人が夢中になって楽しみ尽くせるリゾートホテル。北海道には占冠村に「星野リゾート リゾナーレトマム」があります。こちらのホテルは雲海がすばらしいという話をよく耳にしますが、春から秋にかけて実施される「羊とお昼寝ハンモック」といった動物との触れ合いが楽しめるアクティビティなど、北海道の大自然を満喫できるアクティビティも充実。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

12月10日からは「アイスヴィレッジ」が登場し、ホテル(宿泊可!)やバー、ブティックなど、氷の世界が体験できるとのこと。その中のひとつ「氷のラーメン屋」で提供されるラーメンは、器もスープも具材も冷え冷えなんだそう。そんな話を聞いていると、九州育ちがどこまで耐えられるのか挑戦したい気持ちでいっぱいに。これだけ大自然の中にありながら、実は新千歳空港から高速道路を利用して車で約1時間40分なんだとか。それくらいの移動時間なら旅行計画に組み込めそうですよね。

「OMO by 星野リゾート」は、街をこよなく愛するスタッフが地域の人たちと仕掛ける「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。思いもよらない街の魅力に出会えると言い、全国で17施設を展開中です。北海道には旭川や小樽、札幌すすきのにありますが、2024年7月には函館駅から徒歩5分の場所に「OMO5函館 by 星野リゾート」が開業したばかりとのこと。「百二十%ハコダテ」がコンセプトのこちらのホテル、なんといってもすごいのがOMO5函館宿泊者限定の無料周遊バス「函館ぐるぐるフリーバス」です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

函館の主要観光スポットはタクシーに乗るには近いけれど、歩くにはちょっと遠いという場所に点在しているそうなのですが、この無料周遊バスは主要観光スポット(はこだて自由市場、ベイエリア、元町エリア、函館山ロープウェイ、五稜郭)を約1時間ごとに周遊しているので、スムーズな移動・観光が可能だそう。何度でも乗車OK、乗り降り自由というのは魅力的ですよね。また、源泉かけ流しの温泉が楽しめる宿泊者専用大浴場、宿泊者限定「はこだて自由市場」ツアーなど、1泊じゃもったいないと思うほどホテルでもしっかり過ごせそう。

「界」は「王道なのに、あたらしい。」をテーマにした温泉旅館ブランド。地域の伝統文化や工芸を体験できる「ご当地楽(ごとうちがく)」、地域の文化に触れられる「ご当地部屋」が特徴です。北海道には「界 ポロト」(白老町)がありますが、先に紹介した「ウポポイ」に隣接しています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ポロト湖畔に建ち、全室から湖を望むことができるこちらの湯宿のコンセプトは「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」。館内のデザインはアイヌ文化から着想を得て形作られており、その世界観に浸ることができます。世界的にも珍しい「モール温泉」を堪能したり、「界 ポロト」スタッフがウポポイ園内を案内してくれる宿泊者向けツアーに参加したり、思い思いの時間を楽しめそうです。

星野リゾート
https://hoshinoresorts.com/

◆リゾナーレトマム 北海道勇払郡占冠村中トマム
◆OMO5函館 北海道函館市若松町24番1
◆界 ポロト 北海道白老郡白老町若草町1-1018-94

「大倉山ジャンプ競技場」「札幌もいわ山ロープウェイ」

続いて話を聞いたのは「大倉山ジャンプ競技場」「札幌もいわ山ロープウェイ」を運営している札幌振興公社の千葉光治さん、江良晋さん、森川達也さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「大倉山ジャンプ競技場」は、1972(昭和47)年に開催された冬季オリンピック札幌大会の舞台となった場所。テレビで見る機会も多いのですが、きっとアクセスの悪い山の中にあるんだろう、観光で足を運ぶことはなさそうだなと思っていた私。それは間違いで、地下鉄東西線「円山駅」から車で約10分、札幌中心部からでも車で約30分で到着するという立地なのだそう。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

標高307mのスキージャンプ台スタート地点にある展望台には、スキージャンプ競技選手も利用しているという2人乗りリフトで移動。ワクワクしながら5分程度の空中散歩を経て到着したジャンプ台の頂上からジャンパー気分で眺める景色は、ここでしか体験できないレアなもの。札幌を一望でき、昼夜それぞれに美しい眺めが楽しめるそうです。また、個人的に気になったのが、2024年12月7日開催予定の「大倉山冬花火2024」。ジャンプ台の下から花火を見上げるのももちろん良いとのことですが、展望台からジャンプ台越しに札幌の夜景と花火を見下ろすのもオススメとのこと。雪景色×花火×夜景という、まず九州ではお目にかかることがないだろうというコラボを一度は見てみたいものですね。

日本新三大夜景の一つに選ばれている札幌市の夜景。その代表的なビュースポットとして広く知られているのが「札幌もいわ山ロープウェイ」です。ロープウェイとミニケーブルカーと乗り継ぎ、たどり着いた標高531mの頂からは360度のパノラマビューが楽しめます。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

実は私も随分前にもいわ山の夜景を見に行ったことがあるのですが、実は昼間の眺めもオススメなんだそう。確かに日中だと都心の高層ビルや雄大な石狩平野もよく見えそうですよね。札幌駅やテレビ塔、北海道大学といった札幌の名所も一望できるとのことです。

そしてもいわ山に行くなら忘れてはいけないのが、札幌で一番高い場所に位置するというレストラン「ザ ジュエルズ」。私がもいわ山に行った時には存在していなかったこのレストランの魅力は、何といっても大きな窓から眺める美しい夜景。宝石を散りばめたような夜景が目の前に広がる特等席で北海道産の食材にこだわったカジュアルフレンチを味わうことができます。ここでプロポーズするカップルも多いと聞いて納得。一生の記憶に残るようなステキな思い出を作ることができそうですね。

大倉山ジャンプ競技場
札幌市中央区宮の森1274
https://okurayama-jump.jp/

札幌もいわ山ロープウェイ
札幌市中央区伏見5丁目3番7号
https://mt-moiwa.jp/

「北海道開拓の村」「北海道博物館」「豊平館」

最後に話を聞いたのは、北海道歴史文化財団の松井則彰さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「野外博物館 北海道開拓の村」「北海道博物館」「札幌市豊平館(ほうへいかん)」の3施設について、見どころを教えてもらいました。私にとってはいずれの施設も「初めまして」なのですが、「北海道開拓の村」「北海道博物館」はJR新札幌駅からバスで約15分、「札幌市豊平館」は地下鉄南北線「中島公園」駅から徒歩5分と、次に札幌に行く機会があったら立ち寄れそうだなという場所にあるんだそう。

3施設の中で一番興味を持ったのは「北海道開拓の村」。明治から昭和初期にかけて建築された北海道内の貴重な建造物を移築復元・再現した野外博物館です。屯田兵屋、開拓小屋など北海道独特の建造物や、開拓期にニシン漁で隆盛を誇ったニシン漁家の旧住宅など、タイムスリップしたかのように約100年前の開拓期当時の暮らしを体感できると言います。北海道旅行の最初にここを訪れて歴史を学んだ上でいろいろな場所を訪れるとより深く楽しめそうだなという施設です。

「北海道開拓の村」は映画「ゴールデンカムイ」のロケ地でもあり、訪れる人も増えつつありますが、敷地も広々しているということもあり、ゆったり見学できるそう。4月~11月限定で「馬車鉄道」、12~3月の土日祝日、さっぽろ雪まつり期間のみ限定で「馬そり」も運行していますが、「馬車鉄道」は国内唯一とのこと。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

北海道和種馬(通称:ドサンコ)がひく客車に乗りながら、約100年前の北海道の街並みをゆっくり眺めてみたいものですね。ちなみに「北海道開拓の村」内にある「開拓の村食堂」では、「屯田兵定食」「にしんそば」「いももち」といった北海道開拓の村・北海道にちなんだ料理も味わえるそうです。

合わせて説明してもらった、アイヌ民族の文化、本州から渡ってきた移住者の暮らしなど5つのテーマで、北海道の自然・歴史・文化を紹介する北海道立の総合博物館「北海道博物館」、開拓使直営の洋風ホテルとして明治期に建築され、現存する木造ホテルとしては国内最古の建物である「豊平館」(国指定重要文化財)も「行ってみたいな」と思わせてくれるような魅力的なスポットでした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

北海道開拓の村
札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
https://www.kaitaku.or.jp/

北海道博物館
札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
https://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/

豊平館
札幌市中央区中島公園1-20
https://www.s-hoheikan.jp/ 

北海道観光機構

今回参加した北海道観光情報交換会を主催したのは、公益社団法人北海道観光機構。北海道の魅力を多くの人に伝え、北海道に多くの人に来てもらえるよう、メディアや旅行会社に向けてさまざまな事業を行っているとのことです。

今回7団体の方たちがそれぞれに各施設の魅力をPRしてくださり、私が特に気になった部分をご紹介してきましたが、北海道の魅力はこれだけではまだまだ足りません。北海道観光機構が運営する北海道の観光・旅行情報サイト「HOKKAIDO LOVE!」もぜひチェックしてみてくださいね。

北海道の観光・旅行情報サイト「HOKKAIDO LOVE!」
https://www.visit-hokkaido.jp/

元記事で読む
の記事をもっとみる