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【MLB】大谷翔平との共闘案浮上 巨人・菅野智之の移籍先にドジャースを推す声 「低コストでも先発ローテに貢献できる」と投手陣再建に期待

  • 2024.10.6
菅野智之 (C) Getty Images
SPREAD : 菅野智之 (C) Getty Images

米スポーツ専門局『ESPN』は4日、読売ジャイアンツ・菅野智之投手が今オフ、海外フリーエージェント(FA)権を行使し、メジャーに挑戦する意向だと伝えた。5日になり、菅野自身もメジャー挑戦を表明し、FA権行使を明言した。すでに米メディアでは新天地を占う記事も出ており、大きな話題となっている。

■レ軍にとって「興味深い選択肢」

2020年オフにもポスティングシステムを申請し、メジャー移籍を目指した菅野。当時はヤンキース、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、パドレス、ブルージェイズ、レンジャーズなど複数チームから関心を集めたものの、交渉は最後までまとまらなかった。
ただ、今回もレッドソックス、ジャイアンツなどは候補にあがりそうだ。米老舗誌『スポーツイラストレイテッド』のウエブサイトは早速、「レッドソックスは防御率1.67を誇る新たなFA投手を追い求めるか」という見出しを取り、今季15勝3敗、防御率1.67という好成績を収めたベテラン右腕の動向に注目した。
レッドソックスは投手陣の駒は一応揃っているが、記事は「多くのファンはチームがFA市場でトップクラスの投手を狙うことを切望し、加入が実現することを願っている。しかし、そこからもうワンランク、先発投手陣の層を厚くしたいのであれば、とても興味深い選択肢が新たに浮上した」と記し、菅野を注目すべき存在とした。
その上で「スガノは先発投手陣の補強になる。他の投手がケガや疲労に見舞われた場合など、彼らの代わりができる。もちろん、そういう役割も重要だが、状況が好転すれば、彼の場合は本格的に先発ローテーションの一角を占める可能性も十分にある」と分析し、ターゲットに値すると主張した。

■「ローテ2番手、3番手の可能性も」

また、ジャイアンツについても「サンフランシスコがかつて契約を試みた日本投手がついにメジャー入りする見込み。チームは再び契約を狙う可能性はあるだろうか」と提示し、記事を展開した。
その中で「ジャイアンツは平均以下の先発ローテーションを強化するために、スガノを迎え入れることを検討しても損はない」とし、苦しい台所事情も踏まえて獲得を促した。そして「スガノは低リスクの投資。メジャーで防御率2.00以下とはならないだろうが、豊富な経験を持ち、ローテーションの2番手や3番手として素晴らしい存在になる可能性がある」と続けた。
驚きの候補先を挙げたのは『The Sporting News』。「ドジャース、ハーラートップの日本人で投手陣を強化か」と記し、大谷翔平投手や山本由伸投手との共闘に期待した。
「日本球界で最も成功した投手が海を渡ると報じられており、ロサンゼルスに居場所を見つけるかもしれない」と指摘。
そう訴える理由は明白で、今季のドジャースは投手陣にケガ人が続出し、負傷者リスト(IL)入りも相次いだ。ポストシーズンを迎えた現在も整備できておらず、同メディアは「スガノのような選手は今オフのFA市場において、コストを抑えながらもローテーションに貢献できる投手として有力な選択肢になり得る」とし、ベテラン右腕を獲得するメリットを強調した。

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