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母の「私たちが助けるから!」の言葉を頼りに、子連れ離婚 → 予想外の展開に「自分が情けない」

  • 2024.10.5

実の親が元気で協力的だと、どうしても頼りにしてしまいますよね。でも、だからと言って頼り切ってばかりでは後々困ることにもなるようです。今回は離婚で人生の転機を迎えた友人が、身をもって実感し、学んだことを聞かせてくれました。

画像: 母の「私たちが助けるから!」の言葉を頼りに、子連れ離婚 → 予想外の展開に「自分が情けない」

母に勧められて離婚を決意

私は結婚以来ずっと夫のモラハラに悩まされてきました。暴力こそありませんでしたが、高圧的な態度や暴言の数々に怯える日々……。
今から考えると愚かなことですが、「子どもができれば夫も変わってくれるかも」と思ったこともありました。
しかし、2人の子どもに恵まれても夫のモラハラは変わらず。

ついに、長年の私の苦労を見かねた実母が「離婚したら?」と勧めてきました。
子どもがまだ3歳と6歳なのでかなり悩みましたが、結局母の「私たちもまだまだ若いし、助けてあげるから!」という言葉を頼りに、夫と離婚することを決意しました。

しかし、実際に離婚してみると

私は母の言葉に甘えて、実家を頼りながら仕事をして、自分の両親と一緒に子どもたちを育てていこうと思っていました。
しかし、実際に離婚すると予想外のことが次々と起こってしまったのです。

まず、祖父母の面倒を見てくれていた伯母が体調を崩してしまい、私の母が介護を手伝うことになりました。
さらに、元気だった父が散歩中に転んだことをきっかけに足が不自由になってしまい、介助がないと生活ができない状態に……。

予想外の展開に四苦八苦

結局、両親にはほとんど助けてもらえず、逆に私が両親を助けなければならないことのほうが多い状況になってしまいました。

夫のモラハラのことを思うと、離婚したこと自体に後悔はありませんが、「お母さんとお父さんが助けてくれるから」と、知らず知らずのうちに甘えた考え方になっていた自分が情けなくなりました。

心を入れ替えて……

もちろん、絶対に両親を頼るべきではない! ということではありません。
でも、離婚してシングルマザーになるからには、「これからは私が子どもたちを守っていく!」という強い心を持つべきで、私には明らかにそれが足りていませんでした。

それを思い知ってからは、両親に頼りきった生活をするのではなく、自分で子どもたちとの生活の基盤を作っていこうと考えられるようになりました。
今は働きながら、看護師の資格を取るために夜間学校に通っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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