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【石川ケンミン偏愛】秋ナスで【斬新!そうめんの煮物】作ろう♪ナスと醤油の色がそうめんに染み染み~♡

  • 2024.10.5

なすとそうめん。この超シンプルな材料で、石川県民が愛してやまないという郷土料理「ナスそうめん」を作ることに。この「ナスそうめん」は、以前、日本テレビ『秘密のケンミンSHOW極』で紹介して話題になったもの。番組の公式YouTubeチャンネルでレシピを紹介しているんです。作り方は、すこぶる簡単♪いわば、なすとそうめんの煮物です。なすとそうめんをめんつゆと水で煮込むだけ。そうめんを別茹でする必要がないところが、ズボラなわたしには最高!



食べ残ったそうめんもおいしく♡先人の知恵が詰まった金沢の「なすそうめん」

金沢市の郷土料理として親しまれている「なすそうめん」。その名の通り、なすとそうめんを煮込んだ料理です。食べ残ったそうめんをおいしく食べるため、なすを煮た煮汁にそうめんを入れ、煮物や汁物として食べるようになったとか。

煮込むことで、なすとしょうゆの色にかぶれた(方言で「染まる」の意)そうめんが、なすとなじんでおいしくなるので、別名「なすのそうめんかぶし」とも。

決まったレシピはなく、家庭によって作り方もさまざまみたいです。

今回は、『秘密のケンミンSHOW極』の公式YouTubeチャンネルで紹介していたレシピで作ってみることに。

石川県民偏愛「ナスそうめん」を作ってみた!



材料と作り方はこちら。

【材料】3~4人分
そうめん...4束
なす...4本
水...1000ml 
めんつゆ(3倍濃縮)...200ml 

今回は分量を1/4にして作ります。わが家のめんつゆは2倍濃縮なので、換算して、めんつゆ(2倍濃縮)75ml、 水225mlとします。これで濃度は変わらないはず。

そうめん「1束」は、50gのものも100gのものもあるけど…どうしよう?その間を取って、75gで作ってみることに(笑)。

【作り方】

1. なすのヘタを取って、縦半分にカット。表面には、5mm幅くらいの切り込みを格子状に入れます。

切り込みを入れることで、味が染み込みやすくなるそうです。

なすは水に5分ほど浸し、アク抜きします。



2. 鍋に水、めんつゆ、なすを入れます。



沸騰したら火を弱め、15分ほど煮込みます。今回、火加減は弱火にしました。

煮込むとこんな感じ。



やわらかくなったけど、色あせてしまって残念。

3. 2にそうめんを半分に折って入れ、水分がなくなるまで煮込んで出来上がり。



そうめんを味見してみると、煮汁にそうめんの塩味が加わって、かなりしょっぱい!そこで、水を50ml(分量外)、追加することに。

今回、そうめんは5分ほど煮込みました。


調理時間は25分。なすのアク抜きや煮込むのにけっこう時間を費やしますが、作業的にはとっても楽です。



では、いただきます!



5分煮たので、そうめんはやわらかくてとろっとしています。コシはもちろんありません(笑)。

下茹でせずに乾麺のまま煮込んだので、そうめんの小麦粉の風味と塩味は強め。気になる人は気になるかも。



今回は水を追加したので、塩味はちょうどいい感じ。追加しなかったら、そうめんの塩味でけっこうしょっぱくなっていたような気も。味見はした方がいいかなと思います。

なすは、煮汁をたっぷり含んで、とろっとしてやわらかい。甘みも感じておいしいです。

けれど、味付けがめんつゆだけなので、なんだか味気ない(笑)。このレシピは、めんつゆのおいしさによって味が左右されるので、おいしいめんつゆを使うのがベストかなと思います。



そして、食べきれずに残したそうめんは、冷めたら、ごわごわ、ブヨブヨ、べちょべちょになってしまいました。残ったそうめんのいつもの状態です。

ですが、もともとこの料理は「食べ残ったそうめんをおいしく食べるため」の知恵が生んだもの。そこで、鍋に水、しょうゆ、みりん、砂糖(分量外)を適当にin。もう一度煮込んでみたところ、再び、そうめんはつるっとした食感に再生されました!そうめんの小麦粉臭さも、ごわごわ、ブヨブヨ、べちょべちょな感じもなくなりましたよ。

しかも、みりんと砂糖で甘味を加えたことで、先ほどよりわたし好みの味に変身し、よりおいしくなってびっくり。

これは食べ残ったそうめんで作る方がおいしいのかも…と思いました。とはいえ個人的な感想なので、ご参考までに。



今回、「ナスそうめん」を作ってみて、新たな発見が出来ました。今まで、茹でたそうめんはブヨブヨになるから食べきるしかないと思っていましたが、煮物感覚で煮込めばいいんですね。今後、食べ残したそうめんの救済に大いに活躍してくれそうです。

ちなみに、このレシピのように乾麺を直接入れて煮込む場合は、そうめんの塩味がけっこう効いています。それを考慮して味付けするといいかもしれません。


<参考文献>
WEB

『農林水産省・うちの郷土料理〜 石川県 なすそうめん〜』
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nasusoumen_ishikawa.html

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