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【MLB】「幸運を祈る」大谷翔平の“攻略法”を現役選手らが匿名で明かす 公式サイトが特集「対峙しないのが理想だが……」

  • 2024.10.5
ドジャースの大谷翔平(C)Getty Images
SPREAD : ドジャースの大谷翔平(C)Getty Images

MLB公式サイトは3日(日本時間4日)、「オオタニに対する投球スカウティングレポート(ネタバレ:幸運を祈る)」と題した記事を公開。現役選手が明かす、ドジャース大谷翔平投手の攻略法を特集した。

■「大谷攻略法」は主にふたつ

同特集は、現役投手と捕手数人が取材に対して匿名を条件に答えたと言うもの。いずれも今季後半戦のどこかで大谷と対戦し、且つポストシーズンに出場していない球団の選手であるとされている。
記事では冒頭で「理想は大谷との対峙を避けること」としつつも、主にふたつのポイントを紹介した。
ひとつ目は、当然ながら「ミスをしないこと」。大半の打者は時折ミスをしても何とかなるが、大谷には全く通用しないと注意を促した。「良い投球をして、彼が自分で凡退するのを期待するしかない」と、明かしたのはア・リーグの投手。「彼は非常に優れた打者。良い球も打つしミスも叩く。本当に良い打者はミスを逃さずダメージを与えるんだ」と語っている。
とあるナ・リーグの捕手は「詳しくは言えない」としつつも、「彼にとっての絶好球を与えない。ポイントを外さないこと。実行すれば大体は大丈夫です」と自信を覗かせた。

■確実な対策とは程遠く……

ふたつ目のポイントは「惑わせ続けること」。大谷が予測可能なパターンに陥らないのが大切だと、前述とは別のア・リーグの投手が明かす。「変化をつけること。同じ速度で同じ場所に投げてはいけない。上、下、内、外と投げ分ける必要がある。速球でスピードを加えた後に変化球を使ったり。彼を常に考えさせて、打席で予測を外し続けることが一番のチャンスを生み出せる」と、現状の“大谷対策”を語った。
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』で今季の大谷の球種別打率を見ると、サンプル数が少ないものを除けば、ほぼ全てが打率.279から.441の間に収まっており、欠点が見当たらない。コース別打率でも内外角の高めがやや見劣りする程度で、弱点と呼ぶにはほど遠い。現役選手たちのコメントからもわかるように、シンプルな攻略法は存在しないと見ていいだろう。

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