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キャサリン皇太子妃の弟が回想録で明かした、11のミニトリビア

  • 2024.10.4

ミドルトン家やロイヤルファミリーに関する、意外な事実が判明

ジェームズはメンタルヘルスの状態について率直に告白した

ジェームズはこれまでも自身のうつ病との闘いについて語ってきたが、その苦悩や自殺念慮について詳しく書いたのはこの書籍が初となる。実際、本著のプロローグのタイトルは「My Darkness Night(暗闇に包まれた夜)」で、2017年11月のある夜、アパートの屋上へ行き、人生の終わりについて考えたときのことが書かれている。

「一歩踏み出して屋上から下を見ると、エラが優しい目で私を見上げていました。私と同じように彼女も一晩中起きていたのです。彼女は私の心の奇妙な動揺を感じ取っていました」

「エラははしごを登ることができませんが(私もエラには安全柵のない屋上には登ってほしくありません)、はしごの下に来て、私に降りてきてほしいと目で訴えていました」とジェームズは書き、エラが彼の命を救ったときの様子を説明した。彼はエラを孤独にしたくなかったのだ。

Screenshot/Kensington Palace

ジェームズはエラを迎えたとき、両親よりも先に姉夫婦にそのことを伝え、特にウィリアム皇太子がエラをとてもかわいがっていると明かしている。

「ウィリアムは心からエラを愛しています」「彼は、バックルベリー(ミドルトン家の地元の街)で初めて子犬のエラに会ったときからひと目惚れしていました。彼は子どもの頃、ウィジョンという名の黒いラブラドールを飼っており、ウィジョンが亡くなったときに、心にぽっかり穴が空いたような気持ちになったそうです。そのこともあってか、エラが周りにいると彼は深い愛情を注いでくれるのです」

ジェームズはさらに、こう書いている。「ウィリアムにとってエラは、ミドルトン家の強烈な競争心から逃れるためのいい口実にもなっていると思います。我が家の競争心は、テンポの速い『レーシング・デーモン』というカードゲームで遊ぶたびに浮き彫りになります。複数のデッキを使うこのゲームは、ソリティア(またはペーシェンス)をさらに熾烈にしたものだと言われます。私たちの家族は代々このゲームを楽しんでおり、父方の祖母はこのゲームが非常に得意で、80代前半でも私たちを打ち負かすほどでした」

Screenshot/Kensington Palace

「ウィリアムは、『何がなんでも勝ちたい』という私たちの断固とした決意にたじろいでいます。彼は最初に脱落すると喜び、もう参加する必要がなくなると、エラを抱きしめるためにそっと抜け出します。おそらく彼は、ゲームから完全に離れたいと思っているのでしょう」

「カードを配り始める前に、『ジェームズ、エラを散歩してこようか?』と尋ねることもあり、私と姉たちは互いに目配せをしています。ウィリアムは軍の訓練で厳しい競争を経験した身でありながら、トランプで負けることは喜んで受け入れているのです」

Chris Jackson

ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が婚約を発表したのは2010年11月16日だったが、妹のピッパと弟のジェームズがそのことを知ったのは、そのわずか2日前の11月14日だったそう。

「私たち家族は、婚約が発表される2010年11月の1日か2日前に、姉が婚約したことを知りました。キャサリンとピッパと私は、愛犬を連れてバックルベリーの近くの村にある地元のパブ、オールド・ブート・インまで散歩に出ました」

写真:婚約発表時のキャサリン皇太子妃&ウィリアム皇太子

Danny Martindale

「私たちは隅の席に座り、静かにおしゃべりをしながらお互いの近況を話し合いました。そのとき、キャサリンは囁くように婚約について話し、『おそらく明日か明後日には公になる』と言ったのです」

「ピッパと私は大喜びしたい気持ちを抑えなくてはならず、誰にも怪しまれないように感情を押し殺しました。私たちは、たとえどんなにありえない状況になっても、いつもお互いのそばにいて、お互いを思いやり支え合うことを静かに確認しました」

ジェームズはさらに、「私たちの最優先事項は2日間この秘密を守ることでした。もちろん、母と父も知っていましたが、再びその話をすることはありませんでした。私たちはこのとき、秘密を固く守ることを学んだのです」と付け加えている。

写真:ミドルトン家の地元にあるパブ、オールド・ブート・イン

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