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ヘッドスピードが速くなくても「240ヤード」飛ばすテク!ポイントは“当て方”

  • 2024.10.4

クラブの性能の進化によって、今どきのドライバーはヘッドスピードが40m/秒くらいでも240ヤード飛ばせることを弾道解析器のデータが証明している。

そのデータどおりの飛距離を出すポイントとは?

“伸びしろ”ならぬ“飛びしろ”を最大限に引き出す打ち方をレッスンする。

簡単にスイートスポットでヒットできる! 遠心力との〝拮抗〟で スイング軌道が安定

ヘッドスピードが速くなくても「240ヤード」飛ばすテク!ポイントは“当て方”
ポイントは“当て方”!初速・打ち出し角・ スピン量、 “飛びの3要素”を 最適化 しましょう!

初速を出す➡ミート率を上げる 軌道安定

ヘッドスピードが速くなくても「240ヤード」飛ばすテク!ポイントは“当て方”
グリップをゆるく握って遠心力を感じましょう!外向きにかかる遠心力拮抗グリップを引っ張る力

重いものを持って左右に振ったとき、写真のように揺さぶられないようにする。軸が保たれていれば遠心力に“拮抗”できている証だ。ダウンスイング以降のクラブの動きが穏やかになり、スイングの安定性が高くなる

力のつり合いがスイングの安定を生む

ヘッドスピードに対して最大のボール初速を出すには、フェースの芯に当てる。データ的には「ミート率」を上げることがポイントになります。そのためにはスイングの安定性を上げていくことが必要不可欠です。
安定したスイングは「遠心力との拮抗」から生まれます。遠心力に負けてしまう、または過度に勝ちすぎる(グリップを激しく動かしてしまう)のではなく、遠心力と“同じだけ”グリップエンド方向に引っ張る力を加えてください。ダウンスイング以降、クラブの動きがゆるやかになり、スイングの安定性が高くなります。

重いものを持って左右に振ったとき、写真のように揺さぶられないようにする。軸が保たれていれば遠心力に“拮抗”できている証だ。ダウンスイング以降のクラブの動きが穏やかになり、スイングの安定性が高くなる

ボールをつかまえる

ヘッドスピードが速くなくても「240ヤード」飛ばすテク!ポイントは“当て方”
フェースは少し開き気味のイメージでスクエア

最新ドライバーは重心深度が深く、重心角も大きいモデルが多く、ボールをつかまえる特性を自然に出してくれる

フェースターンはクラブにまかせる

インパクトでは「少しフェースが開いている」ぐらいのイメージが、じつはスクエア。プレーヤーが能動的にフェースターンをしてしまうと、ヘッドが返りすぎてチーピンのミスを引き起こす可能性が高まるので要注意です。

ボール初速を上げるには、しっかりとボールをつかまえることが大切です。と、いっても、最新のドライバーは重心深度が深く、重心角も大きいモデルが多く、クラブの機能そのものがボールをつかまえる仕事を担ってくれるので、無理にフェースターンをする必要はありません。

ヘッドスピードが速くなくても「240ヤード」飛ばすテク!ポイントは“当て方”
目標ミート率1.45以上

高打ち出しを作る“弱アッパー”でOK!クラブの力を使ってボールを上げよう

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目標打ち出し角14~15度

クラブの先端に向かって遠心力をかけると、重心はシャフトの延長線上に移動してこようとするため、ロフトは増え、フェースアングルはクローズに動く。重心が深い位置にあればあるほど、この傾向は強くなる

ヘッドスピードが速くなくても「240ヤード」飛ばすテク!ポイントは“当て方”
無理にカチ上げる必要はありません!(竹田)

かつては主流だった「逆Cの字」のような形のインパクトは、現代のクラブとはマッチしない

自分で調整するのはプレーンの向きとボール位置のみ

上での説明どおり、重心深度が深いドライバーは自動的にロフトがつく動きをしてくれるため、プレーヤー自身が無理にボールを上げようとする必要ありません。プレーン(スタンス)の向きとボール位置を調整し、ややアッパー軌道を確保さえできれば十分。

具体的には「プレーンは右向きに、ボールは左側に」することで、この“弱アッパー軌道”を手に入れることができます。単純にボールを左側に寄せるだけでもアッパー軌道を確保することができますが、それだけだとカット軌道が強くなりがち。

それを補正するためにプレーンを右に向けることによって、ターゲットに対するクラブの軌道をストレートに近づけながらアッパーにコンタクトしていくと、適正な高打ち出しが作り出せます。

真ん中からちょっとズラす! 〝トゥ上ヒット〟でぶっ飛びスピン量になる

打点と入射角でバックスピン量をコントロールする

バックスピン量を減らすためには「アッパー軌道」と「フェース上部でコンタクトする」という2つ条件が必要です。「アッパー軌道」の作り方は前出のレッスンで。打点についてはフェース上部、さらに理想をいうと上部の“少しトゥ寄り”がスピンを減らしながら飛ばせる打点になります。

ちなみに、ここまでのレッスンで「スイートスポット」と呼んでいる打点は、じつはこの部分のこと。フェースの真ん中が真芯ではありません。スピンを減らしながら初速を確保できる打点位置が、飛ばせるスイートスポットになります。

フェース上部の少しトゥ寄りに当てるには「ゲートドリル」が効果的。このドリルで、スイートスポットにバシバシ当たる感覚をぜひつかんでください!

Drill[ゲートドリル]

繰り返しこのドリルを行なうことで「シャフトの延長線上から離れた位置でボールをとらえる感覚」が養える

ヘッドをきれいに通せばトゥ上の「低スピンで飛ぶ」スイートスポットに当たる位置に“ゲート”を設置。打ちっぱなしなどでこのドリルを行なうときは、ガムテープなどで簡易的なゲートを作るだけでも効果を得られる

ヘッドスピードが速くなくても「240ヤード」飛ばすテク!ポイントは“当て方”
この条件がそろえば240ヤード飛ばせる!

いかがでしたか? 真ん中から少しズラしてバックスピン量をコントロールしましょう!

レッスン=竹田綾人
●たけだ・あやと/1997年生まれ、奈良県出身。中央学院大学ゴルフ部を経て、指導者の道へ進み、22年にPGAティーチングプロ資格を取得。エースゴルフクラブ千葉、赤坂と茨城県つくば市のDIVERSE GOLFで多くのアマチュアをレッスン中。

写真=田中宏幸
協力=エースゴルフクラブ赤坂

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