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自然を紐解き表現する、絵画と花

  • 2024.10.4

Tomohiro Muramatsu × Yohei Inoue

自然を紐解き表現する、絵画と花

アーティスト 村松朋広とフローリスト 井上揚平による展覧会「緑青 | 山是山水是水」が、写場 神楽坂にて10月12日(土)まで開催中。また、あわせて同名の作品集も発売された。

メイクアップアーティストやアートディレクターとして活躍しながら、ペインティングやドローイングの領域で作品制作を行う村松朋広。
自身の無意識下にある情景や内観を通じて見えてくる情念に意識を向け、自然界における生物の立場を俯瞰して捉えることで、実空間に広がる時間の層や死生観の解釈を試みる。

井上揚平は、生け花やフラワーアレンジメント、ヨーロッパスタイルの花などを学んだ後、「なげいれ」の様式に大きく影響を受け、表現の場に合わせた独自のしつらえでさまざまな分野から支持を得ている。

両者は2022年にクリエイティブプラットフォーム GREEN BLUE STUDIOを設立し、2023年1月に鎌倉・長谷に、野山の草花を扱う店舗兼アートスタジオ 鎌倉 緑青をオープン。

刻々と変わりゆく日本の生活様式の中でカテゴリーにとらわれることなく、豊かで美しい季節の情景や風土、文化をもとに美術 、工芸 、骨董を合わせ、自然を身近に感じられる新しい表現を行っている。

本展で展示されるのは、2人が鎌倉 緑青で体感した自然観や生と死、アニミズム、 日本の神話、古代史、文化などから着想を得てそれぞれの自然を表現した作品群。

村松は描くことと、井上は草花と向き合う中で、表現の根底にあるものや感覚を確かめながら展示構想を立て、自然の営み、緑青の観る循環が「山是山水是水」という言葉で表現された。

展示と同時に刊行される書籍には、村松の絵画と井上の花、そして両者が捉えた日本の四季折々に広がる自然の風景写真と展示に寄せた想いの書き下ろしが収録されている。


閑寂な草花に見る、生命の循環。
2人の自然観を映し出す、美しい緑青に想いを馳せて。



SHABA KAGURAZAKA
03-6280-7589



【Tomohiro Muramatsu × Yohei Inoue “緑青 | 山是山水是水”】
DATE:10月12日(土)まで開催中
※日曜、月曜、火曜休館
TIME:1:00pm~6:00pm
PLACE:写場 神楽坂
ADDRESS:東京都新宿区築地町8 ワタナベビル1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:shaba.gallery/posts/adBDoQ0A

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