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『光る君へ』第37話 “道長”は能天気なのか権力者の傲慢か? “まひろ”贔屓にX総ツッコミ「そういうとこ!」

  • 2024.10.4
9月29日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』第37話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)
9月29日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』第37話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。9月29日に放送された第37話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。

画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト



第37話のあらすじ

中宮・彰子(三上愛)が一条天皇(塩野瑛久)の皇子を出産。喜びを分かち合うまひろ/藤式部(吉高由里子)と道長(柄本佑)の親密さがうわさになる中、彰子はまひろが書いた物語を豪華な冊子にして天皇への土産にしたいと話し、女房たちが協力して制作することに。まひろに褒美やねぎらいが集中する中、「皆頼みますよ」とバランスをとり、女主人としての年季を見せつける道長の嫡妻・倫子(黒木華)。

彰子が内裏に戻るまでの間、実家へと里下りをしたまひろ。父・為時(岸谷五朗)や娘・賢子(梨里花)との再会を喜ぶ一方、久々の実家をみすぼらしく感じてしまいます。酒に酔い華やかな内裏での暮らしぶりを語るまひろに、「何をしに帰ってきたのか」と反発し寂しさを募らせる賢子。娘の顔を見に帰ってきたという親心は届かず、母娘の不和が浮き彫りに。

内裏へと戻った彰子が一条天皇に土産の豪華本を献上すると、一条天皇は彰子とまひろのいる藤壺で読み上げる会を開くよう提案。藤壺が華やかさを増していく中、道長は「彰子が産んだ皇子を次の東宮に」と考える野心を、思わずまひろに漏らしてしまいます。そんなある日、まひろの局をききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ)が訪ねて来て――。

画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト



能天気な道長の行いに見え始めた権力者の傲慢(ごうまん)さ

女房たちからの嫉妬とうわさの渦中に置かれるまひろ。倫子に長年仕える赤染衛門(凰稀かなめ)から道長との仲を問われ、「お方さまを傷つけることだけはないように」とくぎをさされました。そんな中、倫子と連れ立って現れた道長が用意した褒美は、紙や筆、すずり。「何かと入用であろう」という言葉からも、明らかにまひろのために用意したことが伝わってしまいます。

まひろが儀礼的に謝意を述べるに留める一方、反応の薄さに不満そうな表情を浮かべた道長。X(旧Twitter)では「なんで嬉しそうじゃないの?みたいな顔するのやめなさい(汗)隣に正妻が立っておる。わぁ!嬉しいデスゥ!って顔できるわけないじゃん!」「道長くんはなんであんな無防備なの?妻の目の前でまひろをあからさまに贔屓してたら立場が悪くなるとは思わないの?」「正妻を隣に引き連れて来ちゃダメなんだって。そういうところよ道長くん」「道長の能天気さが際立った上に権力者の傲慢さも見え始めて不穏だったな…」などツッコミが殺到しています。

画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト



まひろと娘・賢子の不和は今後どうなる?

まひろの前では無防備になってしまう道長だからこそ、ついわが孫を次の東宮にという野心が漏れてしまうのでしょう。道長がやっているのは、同じ道は歩まないと心に決めていたはずの父・兼家(段田安則)と同じこと。道長は変わってしまったのかと推し量るまひろもまた、家族たちからは「変わった」と思われ、娘・賢子との確執は深まるばかり。

Xでは「母親が職場の自慢話や愚痴モードになった時点で、周囲は娘を宴会から退散させるべきだったよなぁ」「まひろの娘の賢子もまひろによく似て気難しかったり本心ではないことを勢いで言ってしまうし、この母娘の関係が今後どうなっていくのかすごく気になる」などのコメントが寄せられています。

一条天皇が伊周(三浦翔平)の位を道長に並ばせたことで、両者の権力争いが改めて表出する中、第38話「まぶしき闇」では彰子と親王に対する呪詛(じゅそ)の形跡が見つかり、伊周の関与が明らかに。天皇は道長に相談して処分を検討するが……。栄光を手にした道長とまひろにどのような運命が待ち受けているのか、注目です。

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。
文:地子給 奈穂

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