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「みりん風と本みりんは、置き場所が違う!?」似てるのに保存場所が違う食品6選【食品保存法】

  • 2024.10.4

食品の質を保つには、どこに保存するかが肝心。

似たような調味料類は1カ所にまとめたい気になるけれど、じつは、一見同じように見える調味料や食品でも、原料や製造方法の違いで保存場所がガラッと変わることもあるんです。

今回は、そんな保存場所を間違いやすい食品6選をご紹介。今一度、保存場所をチェックして食品をおいしく長持ちさせましょう!


似てるけど保存場所が違う食品6選

生しょうゆ と しょうゆ

生しょうゆの容器は、しょうゆが空気に触れない二重構造のため開封後も常温で保存。一方でしょうゆは開封すると風味が落ちて色も濃くなるので冷蔵庫へ。

本みりん と みりん風調味料

本みりんはアルコール分が多く、保存性が高いので常温でOK。冷蔵庫で保存すると、糖分が固まって結晶ができてしまいます。みりん風調味料はアルコール分が1%未満なので、冷蔵庫へ。

酢 と かんきつ酢

酢は殺菌力が強いので、常温保存でOK。ゆず酢などかんきつ類を絞ったものは、酸度が酢ほど高くなくいたみやすいので、冷蔵庫へ入れます。

小麦粉 と ミックス粉

小麦粉は袋の口をしっかり閉じ、密閉容器に入れて常温で保存。中身を密閉容器に移し替えた場合も常温でOK。ホットケーキミックス、天ぷら粉、から揚げ粉、お好み焼き粉などの調味されたミックス粉は冷蔵保存を。

塩昆布 と とろろ昆布

塩昆布は冷蔵庫に入れると、使うときの出し入れで湿気がついて固まる原因になるので常温保存を。とろろ昆布は変色しやすいので頻繁に使わないなら冷凍室へ。

とろろ昆布は、乾燥しているので凍らせてもふわふわのまま。冷凍保存しても、使いやすさはそのままで風味が保てます。乾燥剤が入っている場合は取り除き、においを吸いやすいのでクリップやテープで口をしっかり閉じて、冷凍用保存袋に入れましょう。

粉チーズ と そのほかのチーズ

粉チーズは冷蔵室へ入れると出し入れの温度差で固まりやすくなるため、常温保存します。ただし、6月~10月は冷蔵室へ入れるのが安心です。そのほかのチーズは冷蔵保存を。


最適な場所に保存することで、食品の鮮度や質をキープできます。ぜひこの機会に保存場所を見直して、最後までおいしく使い切ってくださいね。

教えてくれたのは……

島本 美由紀先生

料理研究家。食品保存&冷蔵庫収納アドバイザーとしても活動し、食品保存の知識が豊富。『調味料保存&使い切りのアイデア帖』(食品保存の知識が豊富。『調味料保存&使い切りのアイデア帖』(パイ インターナショナル)など多くの著書を上梓。

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