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外資系ホテル「ヒルトン」が関西に急増、2年で6軒…その背景は

  • 2024.10.3

コロナ禍を経て、観光客で賑わう関西。この数年で数々のホテルが関西で開業し、なかでも世界的に有名なホテル「ヒルトン」(米国バージニア州、取締役社長 兼 最高経営責任者:クリストファ J. ナセッタ)系列のホテルが続々と誕生している。

全308室の客室、今年9月に開業した「キャノピー by ヒルトン」

■ 最高級ブランド、日本初進出の地を「梅田」に

「キャノピー by ヒルトン」スイートルームからの景色、大きな窓からはうめきたエリアを一望できる

1963年に「東京ヒルトン(現ヒルトン東京)」にて日本初進出、2023年に日本進出60周年を迎えた同社。関西では約40年前、1986年「大阪ヒルトン・インターナショナル(現ヒルトン大阪)」にて関西初進出を果たした。

「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」は、その名の通り「大阪城」が一望できるパノラマビューが魅力

その後の大阪での動きとして、2017年には系列のラグジュアリーブランド「コンラッド大阪」をオフィス街・中之島にて開業。2024年5月には「大阪城」近くにフルサービスブランドの「ダブルツリー by ヒルトン 大阪城」、つい先日の9月6日にはライフスタイルブランドの「キャノピー by ヒルトン 大阪梅田」を「グラングリーン大阪」に開業したばかりだ。

さらに2025年には、同社が展開するホテルブランド最高峰といわれるラグジュアリーホテル「ウォルドーフ・アストリア」の日本初進出の場所を梅田の地選び、その開業が控えている。

◾️京都は2021年に初進出、現在5軒が開業

2023年開業の「ダブルツリーbyヒルトン京都東山」のエントランス。高級感を残しつつも手の届きやすい価格が特徴

関西屈指の観光地・京都では、2021年「ROKU KYOTO LXR Hotels & Resorts」の開業を皮切りに、翌2022年にはフォーカスサービスブランドの「ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸」、翌2023年には「ダブルツリー by ヒルトン京都東山」と、1年単位で増加。

「キングデラックススイートルーム」には京都生まれの作品がデコレーションされている

そして2024年は3月に「ダブルツリー by ヒルトン京都駅」、9月には「ヒルトン京都」が開業するなど、3年という短いスパンで合計5軒のホテルが京都市内で開業している。

さまざまなホテルブランドがあり、サービス内容も多種多様だが、大阪市内と京都市内での展開が集中しているのも特徴的だ。同ホテルの担当者によると、「ラグジュアリー、フルサービス、など、都市に多様なホテルを展開しているのは、旅の目的に合わせて利用したいというお客様のニーズがあるからこそ」とのこと。

そして、「2025年には大阪・関西万博も控えており、国内外から注目され、より多くの方々が大阪(関西圏)を訪れることが期待されています。大阪・京都にある幅広いブランドポートフォリオで、観光及びビジネス目的でホテルを利用されるお客様をお迎えしたい」と、観光需要だけではない期待をも明かした。

取材・文・写真/野村真帆

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