反町隆史、『相棒』から学んだことを「形にしながら伝えていきたい」

俳優の反町隆史が3日、フジテレビで行われたドラマ『オクラ～迷宮入り事件捜査～』（10月8日より毎週火曜21時）制作発表会見に、ダブル主演を務める杉野遥亮と共に登壇し「お蔵入り」させたくないこの秋の目標を掲げると共に、作品に向き合う熱い思いを語った。

【写真】バディを組む反町隆史＆杉野遥亮

本作は、人情味あふれる昭和刑事・飛鷹千寿（反町）とクールな令和刑事・不破利己（杉野）のジェネレーションギャップバディが、長期に渡って未解決となっている実質“オクラ（お蔵入り）”状態の事件に挑むヒューマンミステリーエンターテインメント。

初共演となった反町と杉野。杉野は「初めてお会いするのですごく緊張していたんです」と芝居前の心境を語ると「クランクインのファーストカットが、反町さんに手錠をかけるシーンだったんです」と回顧する。

杉野は「刑事役も初めてで、慣れていないなか、いきなり手錠をかけるシーンだったので嫌だなと思っていたんです」と胸の内を明かすと、案の定テストから10回、20回とシーンを重ねてしまい、反町の手が赤くなってしまったという。

杉野は「それでも反町さんは何も言わずにいてくれました。手錠のかけ方を教えてくださって、とても優しかった」と語ると、反町は「本物の手錠なので当たると痛いんです。でも最初から痛いというわけにもいかないですからね」と笑っていた。

ドラマでは反目することが多いが、現場では反町の気づかいに感動したという杉野。そんな二人に、作品タイトルにちなみ「この秋、お蔵入りしないで成し遂げたいこと」という質問が投げかけられると、反町は「杉野くんの運転で山にドライブに行きたい」と回答する。

反町の答えを聞いた杉野は「現場で反町さんが若いころ山に登っていたお話をしてくださったのですが、その話がとても興味深く、僕が反町さんに『一緒に山に行きたいです』と言っていたので嬉しいです」と破顔していた。

「日を追うごとに反町さんを中心にいいチームができてきています」と語った杉野。反町は「フジテレビのドラマは約20年ぶりの主演。この10年ぐらいは『相棒』というドラマをやっていたのですが、そこでたくさんのことを先輩から学びながら刑事もののドラマを作らせてもらいました」と語ると「今回、こういったいい機会を与えていただき、心から感謝しています。スタッフの皆さんがとても若いので、僕が先輩から受け継いだことを形にしながら伝えていければ」とまさに現場の座長として奮闘することを誓っていた。

この日のイベントには、反町、杉野と共に白石麻衣、前田旺志郎、青木さやか、橋本じゅん、宇梶剛士、平山祐介、中村俊介、観月ありさも出席した。

ドラマ『オクラ～迷宮入り事件捜査～』は、フジテレビ系にて10月8日より毎週火曜21時放送（初回15分拡大）。