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夜11時に水道業者が来て点検しようとしてきたが、何かおかしい…Xに見る「迷惑な訪問営業」の撃退術

  • 2024.10.3

Xでは、強引な訪問営業・訪問販売に関する体験談がよくシェアされる。内容は、実際に迷惑をこうむったという体験談から、対策方法までさまざまだ。

今回はTogetterでまとめられた過去の事例の中から、気になったものをピックアップして紹介する。迷惑な訪問営業・訪問販売に悩んだことがある人の参考になれば幸いだ。

業者が「玄関先までお願いします」と食い下がってくるのはなぜ?

断ってるのに「玄関まで…」と言われても 出典:Togetterオリジナル

「挨拶だけはさせていただいてますので、玄関先までお願いします(=出てきてください)」と言ってくる訪問営業に対して、苦言を呈する投稿が注目された。

投稿者は「結構です」と断っているにも関わらず、こうした言葉で食い下がる訪問営業がいることが疑問だと書いている。「マニュアル通りの対応なのはわかっているが、この言葉を使われた時点で好感度がドマイナス」とバッサリ切り捨てている。

玄関先に呼び出す手法について、訪問営業経験者からは「(玄関先で直接対面に持っていけたら)そこからでも逆転できるから。 最初は断っていても、とりあえず対面で話してみたら意外と〜というケースがある」「当時の上司いわく、『顔をだしてくれたなら優しい人か甘い人。 そんな人に売れなかったら、お前がダメだ』と言われました」といった背景情報が寄せられた。

訪問する側は「ダメ元で100回断られても、そのうち1回でも出てきてくれる人がいたら…」という心づもりなのかもしれないが、なんにせよ迷惑な話である。

そもそも、特定商取引法の第3条では、訪問販売について「再勧誘の禁止」が明記されている。つまり、訪問販売をする人は、相手が拒否の意志を示した時点で本来粘ってはいけないのだ。

対応としては「必要ありません」としっかり意思表示をした上で、それでも相手が食い下がって来るようなら「特定商取引法違反ですよ」と伝えるのも手かもしれない。

虚偽の申告で入ろうとしてくる業者に注意

訪問系の話でさらに注意しなければならないのが、ウソの理由などを使って家に入ろうとしてくるタイプの業者だ。

Xでエッセイ漫画を投稿しているフクミー(@fukumiomo)さんによる、「夜の11時に水道点検の訪問が来た」という体験漫画をご紹介したい。

漫画はフクミーさんの家に「他の家をまわっていたら遅くなって」と、夜11時に水道点検業者が訪れところから始まる。

不信感を抱いたフクミーさんは、「うちは見てもらわなくて結構です」と断ったが、業者は「水漏れしてたら大変なんで。早くドアを開けて」と食い下がる。フクミーさんが「では、管理人立会いの元お願いします」と伝えると、「管理人には今日行くと話をつけています!」と言う。最終的に「じゃあ警察を呼ぶので、警察の立ち合いの元見てください」と伝えたところ、業者はようやく引き下がって帰って行った。

後日、フクミーさんが管理人に確認したところ、業者が「管理人と話がついている」と言ったのも嘘だったと判明した…というオチだ。

相当怖い話だが、こちらの漫画に対しては、同じように虚偽の訪問を受けたという体験談が相次いだ。

もちろん、業者が嘘をついて家に入ろうとする行為は完全違法行為。しかし、分かりやすく訪問販売・営業だと分かる業者であればまだしも、「虚偽の申告をする」「営業であることを明かさず、対応が必須であるという雰囲気を出してくる」といった卑劣な手段を使ってくるとなると、判断に迷ってつい話を聞きに出てしまうというリスクも十分に考えられる。

「どうも怪しいな」と思ったら、場合によっては警察に通報するという選択肢もあるのだ、ということを頭に入れておくと良いかもしれない。

「勧誘でインターホン鳴らさないで」も無視されたら

お断りステッカーも突破してくることがある 出典:Togetterオリジナル

最後は、訪問販売・営業がそもそも来ないようにする予防策についての話。

よくある予防策として「勧誘お断り」と書かれたステッカーなどを玄関先に貼っているという人も多いだろう。しかし、中にはこうした警告を無視して訪問してくる業者もいるから困ったものだ。

「勧誘などでインターホンを鳴らさないで下さい」と書いたステッカーを貼っても効果がなかったので、手書きで「警告はしました」と書いたステッカーを追加で貼ったらぱたりと来なくなったという話が注目された。

投稿者によると「なるべく性別と年齢を感じさせない字体で書くのがおすすめ」とのこと。確かにこれが貼ってあったら、かなり怖い。

この対策について「これはもう『不法侵入罪とか不退去罪で対抗する準備してるぞ』って見える」「『訪問したら何があるかわからない』と相手に思い浮かべさせた時点で勝利」といったコメントが相次いだ。

それ以外では「『勧誘等でインターホンがなったら即通報します』と貼ったら来なくなった」「知り合いが『御用の方は3分500円でお話し伺います』とテプラテープで書いたら来なくなったと言っていた」といった実例も寄せられた。

強引な訪問販売・営業を行う業者は、あらゆる手段を用いて家に入ろうとしてくる。繰り返しになるが、これらのアクションは明確な違法行為。もし自分の家にそうした業者が来た折はきっぱりと撃退できるように、Xでの事例などを参考に対策のシミュレーションをしておくとよいだろう。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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