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切り方変えてハイパー食感♡4種切りのエリンギで「不思議食感リゾット」に挑戦!その賑やかな食感とは!?

  • 2024.10.3

1年中手軽に購入出来るきのこのひとつが、エリンギ。2023年9月21日放送の情報番組『あしたが変わるトリセツショー』では、イタリアンの巨匠・奥田政行シェフが、エリンギの食感をとことん楽しめる切り方を指南。縦に切りがちなエリンギですが、切り方を変えるだけでハイパー食感を引き出せるそう。ただただコリコリ食感だと思っていたエリンギが、一体どんな食感になるの?4種の切り方を駆使して「不思議食感リゾット」を作ります!



奥田政行シェフが指南!ハイパー食感を引き出すエリンギの切り方とは?

『あしたが変わるトリセツショー』で、エリンギの食感を引き出す切り方を教えていたのは、山形県鶴岡市にあるイタリアンの名店「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ・奥田政行さん。

番組のアンケートによると、回答者648人のうち、7割以上の方がエリンギを縦に切っているという結果が。



実は、エリンギは傘と軸で、繊維の入り方が異なるそう。傘は繊維が規則的に縦方向に、軸は繊維が絡まってランダムな状態になっているんですって。そのため、傘と軸を一緒に縦に切ってしまうと、エリンギのハイパー食感を引き出せないことに。

切り方を変えると食感が変わるのだと、奥田シェフは、エリンギの4種の切り方を伝授していました。エリンギ2本をそれぞれ傘と軸に分けて切り、試してみましょう!

【切り方その① 傘部分をマッシュルーム切り】



マッシュルーム切りは、縦半分に切った傘をくし切りにするように分厚く切ります。切ったエリンギは軸が長いマッシュルームのような形に。

【切り方その② 傘部分をアワビ切り】



アワビ切りも、エリンギの傘を切るやり方。縦半分に切った傘を8mm厚さに薄く切ると、アワビのような平たい形になります。

【切り方その③ 軸部分をメンマ切り】



メンマ切りは軸の上部2/3を使います。軸を縦に置き、5mm幅で薄く切ります。普段、エリンギを縦に切る筆者にとって、この切り方はおなじみです。

【切り方その④ 軸部分をホタテ切り】



ホタテ切りは軸の下部1/3を使います。5mm幅で輪切りにすると、ホタテのような丸い形に。

エリンギ2本を4種の形に切れたので、「不思議食感リゾット」を作って、エリンギのハイパー食感を味わってみます!


エリンギの4種切りがポイント!「不思議食感リゾット」を作ってみた!



【材料】(2人分)
エリンギ…2本(約100g)
有塩バター…20~30g ※エリンギ用。小さく切っておく。
お米…1合
ブイヨンスープ…700ml ※今回は、ブイヨン(粉末)大さじ1と1/2を、お湯に溶かしたものを使用。
にんにく(みじん切り)…小さじ1
有塩バター…10g ※リゾットに使用。
オリーブオイル…大さじ1+適量
こしょう…適量

1. エリンギの傘をマッシュルーム切りとアワビ切りに、軸をメンマ切りとホタテ切りにします。



先にお伝えした切り方を参考に、エリンギを4種の形に切ってくださいね。

2. バターを入れたフライパンを、強めの中火で熱します。バターが溶けきる前にエリンギを広げて並べ、両面がこんがりとするまで焼きます。



底面に焼き色が付くまで、ひっくり返さないのがポイントです。エリンギが薄いので、2分ほど焼いて順次ひっくり返すと、こんがりとした焼き色が♪トータル4分ほどで全体がこんがりと焼けたので、お皿に取り出しておきました。

3. 鍋ににんにくとオリーブオイル(大さじ1)を入れ、弱火で香りが出るまで炒めたら、お米を入れて軽く炒めます。



弱火で1分ほどにんにくを炒めると香りが立ったので、お米を加え、お米の表面にオリーブオイルが行きわたるように2分ほど炒めました。

4. 炒めたお米に、ブイヨンスープをお玉2杯分加えて軽く混ぜ、中火にかけておきます。水分が少なくなったらスープをお玉1杯ずつ加えて炒めながら、煮込みます。



スープを1杯加えるごとに、かき混ぜます。お米がスープを吸うと粘り気が出てくるので、焦げないようにかき混ぜてくださいね。今回は20分ほどかけて、スープをお玉1杯ずつ加えながら煮込みました。

5. スープをすべて加えたら、バターを混ぜます。器に盛って2のエリンギのバターソテーを乗せ、オリーブオイル(適量)とこしょうをかけます。



リゾットが炊けたら、バターを加えて混ぜ合わせます。お皿にリゾットをよそって、エリンギのバターソテー、オリーブオイル、こしょうを乗せたら完成です!4種の切り方で切ったエリンギの食感を味わってみましょう♪


コリコリ&もちもち!とろ~りリゾットに歯ごたえのあるエリンギが際立つ♪



マッシュルーム切り、アワビ切り、メンマ切り、ホタテ切りにしたエリンギのバターソテーを乗せた「不思議食感リゾット」が完成しました。切り方を変えただけで、違うきのこを使ったような仕上がりになりましたよ♪



香ばしく焼けたエリンギのバターソテーを、リゾットに乗せていただきます♪

リゾットはとろっとろでブイヨンの旨味が染みていて、とってもおいしい!でも、エリンギをまとめて食べてしまうと食感の違いがわからない…。

そこで1つずつ食感を味わってみると、マッシュルーム切りはコリコリとしていて、立体感のある食感。アワビ切りはコリッとしながらも、舌触りがなめらか。メンマ切りは、普段食べているエリンギらしい食感でした。そしてホタテ切りは…3つとは異なり、もっちりしている!

ホタテ切りにしたエリンギが、一番エリンギらしからぬ食感を楽しめました!切り方を変えただけで、いろんなきのこを食べたような、お得な気分も味わえましたよ。

傘と軸の切り方を変えるだけでエリンギのハイパー食感を味わえる♪



『あしたが変わるトリセツショー』で紹介していたエリンギの4種の切り方は、すぐに試せる簡単なテクニックでした。

エリンギの傘は繊維が規則的に縦方向に、軸は繊維が絡まってランダムな状態になっているとのこと。傘と軸に分けて切ると、食感の違いが現れやすいですよ。

きのこの中でも、エリンギは歯ごたえのいいきのこという認識でしたが、ホタテ切りにすると、もっちりとした食感に激変したのが驚きでした。

エリンギの部位によって切り方を変えれば、ハイパー食感を引き出せること請け合いです。とてもお役立ちな情報なので、ぜひお試しを♪そして、リゾットもとろっとおいしく作れるので、合わせて挑戦してみてくださいね!

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