金沢で大正ロマンなひと時を―アンティーク着物ショップ併設のちいさな和カフェ「凛凛」

金沢・にし茶屋街の路地裏に佇む、アンティーク着物ショップ併設の和カフェ「凛凛」。築100年の町家を改装した心地よい空間で、和菓子の人気店「月天心」の季節のお菓子を楽しめます。情緒あふれる金沢の街で、古くて新しい和の魅力にふれてみませんか？

「凛凛」があるのは、金沢の３大茶屋街のひとつ、にし茶屋街から徒歩3分ほどの細い路地裏です。

築100年の町家を再生させた建物は、趣のあるタイルや格子戸をそのまま残した、どこか懐かしいたたずまい。格子戸に映える、小さな白い看板が目印です。

メニューはお茶と和菓子のセットが中心。加賀棒茶と和菓子のセット（500円～）や、ほうじ茶ラテ（小菓子付き、500円）など、6種類のドリンクが楽しめます。

急須で運ばれる「加賀棒茶」は、石川県特産のほうじ茶の一種。新茶の茎を浅く焙じたもので、香ばしい香りと上品な味わいが、繊細な金沢の和菓子にぴったり。

事前に電話で予約すれば、金沢で屈指の人気を誇る和菓子店「月天心」の生菓子を用意してもらえます。

お店を営んでいるのは、着物をこよなく愛する女性オーナー。

金沢や京都で仕入れたアンティーク着物やリサイクル着物が、１階の和たんすの中にぎっしりと並んでいます。

着物は3,000円から5,000円の品が売れ筋で、帯や小物と合わせて10,000円以内のコーディネートも可能。着物は敷居が高く感じてしまいますが、これなら気軽に楽しめますね。

２つの柄が楽しめる手作りのリバーシブル帯（12,000円）も、この店の人気商品です。

金沢の伝統工芸である「加賀繍（かがぬい）」の帯留めや、つまみ細工のかんざしは、地元の作家さんに作ってもらったお店オリジナルの商品。

モダンな模様の「カジュアル懐紙入れ」（1,800円）は、懐紙と菓子切りも入っておみやげにもぴったりです。

大正時代にタイムスリップしたような町家空間で、ノスタルジックな金沢の魅力に浸ってみませんか。