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【花のある暮らし】色とりどりの花の写真に癒される…♪第34回「全国花のまちづくりコンクール」受賞者が決定!

  • 2024.10.3

2024年4月から6月にかけて、花を活かして人と社会をつなぐ活動を募集した第34回「全国花のまちづくりコンクール」。このたび応募総数605件の中から、受賞者が選ばれたとのことです。一体どんな取り組みが受賞したのか、きれいなお花の写真と共に見ていきましょう!


「全国花のまちづくりコンクール」は、2024年で34回を数える全国規模のコンクールです。

1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」がコンクール開催のきっかけ。博覧会の基本理念である「自然と人間との共生」を継承・発展させ、「花と緑にあふれる国づくり」を推進すべく、農林水産省と国土交通省が提唱して1991年に始まったそうです。

審査の結果、第34回の受賞者は以下の通り決定しました。

1. 大賞 農林水産大臣賞

【団体部門】三島市東大場花の会(静岡県三島市)



利用されていなかった1,000㎡の公共用地を、2005年から花壇に変え、人々が集まり笑顔があふれる憩いの場を作っています。現在、会員は8名ですが、植え替え時には多くの町内の方が参加します。水やりや除草、花の選定、挿し芽による増殖、球根管理など、丁寧な管理が行われています。

【団体部門】特定非営利活動法人田原菜の花エコネットワーク(愛知県田原市)



2006年から遊休農地を活用して菜の花を植え、持続可能な花のまちづくりを進めています。2024年9月現在、市内20か所、計約4万㎡に100万本の菜の花とヒマワリが植えられています。この取り組みは景観形成、観光振興、資源循環、農地健全化、次世代への橋渡しを目的としています。

2. 大賞 国土交通大臣賞

【団体部門】南大塚都電沿線協議会(東京都豊島区)



東京さくらトラム(都電荒川線)の大塚駅から向原駅までの約1,500mの沿線にバラを植え、美化活動とまちづくりを行っています。この活動は2008年に始まり、現在では710種1210株のバラが咲き誇る都内有数のバラロードとなっています。

【個人部門】佐野 誉志照・恵美子(静岡県浜松市)



2004年の浜名湖花博に携わったことをきっかけに、2009年から自宅の200㎡の花壇を一般公開。地域に根差した花のまちづくり活動を行い、ボランティアとして年間約8,000苗を育てて学校や福祉施設などに提供し、花植えやアドバイスも行っています。

3. 大賞 文部科学大臣賞

【学校部門】五霞町立五霞中学校(茨城県五霞町)



2013年から、生徒会と環境整備委員会を中心に、全校生徒157名、教職員、保護者、地域住民が協力して「花いっぱいの学校づくり」に取り組んでいます。生徒たちは土づくりから播種、育苗、植えつけ、水やり、花殻つみ、施肥、デザイン考案まで主体的に行い、年間8,000苗を育てています。

以上、それぞれの地域で花のまちづくりに取り組み、社会への貢献を評価された受賞者の紹介でした。

「全国花のまちづくりコンクール」は、来年も開催予定!
「市町村」「団体」「学校」「個人」「企業」の5部門で応募できるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

全国花のまちづくりコンクール

花と緑にあふれる国づくりを推進するために、1991年から「花のまちづくりコンクール推進協議会」の主催で行われている取り組み(事務局・公益財団法人日本花の会)。「優れた活動を育てる・拡げる」「"花の社会性"を生かす」ために、花のあるまちづくりの取り組みを顕彰している。「市町村」「団体」「学校」「個人」「企業」の5部門で応募できる。

https://www.hananokai.or.jp/city/

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