ハイブランドが勢ぞろい！お仕事ガールのご自慢バッグ 【後編】

わたしジェシカ。お洒落も仕事も全力投球な蠍座の女の子。素敵なバッグはわたしの人生、生粋のバッグホリックなの。本日もラグジュアリーブランドの新作をおともに、奮闘中！

机上の《エルメス》エキシビション

《エルメス》…… 、なんて甘美な響きなんでしょう。キメが細かくしなやかなレザー「ヴォー・エバーグレイン」を使用した、今季の新作バッグ「フォーブル・エクスプレス」にうっとり。ナッパレザーとカーフスキンで仕立てられた上品なバレリーナシューズも、ブレスレット「グレナン」を彷彿とさせるクラスプが輝くお財布も、愛らしいチャームも、仕事を忘れて眺めてしまう。

 

アフター5 の《サンローラン》

エレガントな立ち居振る舞いを心がけているわたし。デートの時の荷物は極力少なくがモットーなので、本日のおともは、《サンローラン》の「ル・サンカセット スープル ミニ」と決めていたの。フランス語で“ LE 5 À 7（5時から7 時）”という意味を持つ、メゾンのアイコニックモデルのミニサイズは、小さいけれど収納力は抜群。終業時間、いざ退社しようとしたらこの有り様。ロッカーの中はちっともエレガントじゃないという話。

 

ビジネスガールは《トッズ》が好き

企画書をつくって、統計をグラフにまとめて、リモート会議に出席して…… 。やることがありすぎて、頭の中はパンク寸前。気分転換に、「トッズ T タイムレス バッグ」をチェックしよう。高級感あふれるカーフレザーで設えたバッグは、コンパートメントが3 つに分かれている。PC も楽々収まるサイズ感で、仕事出来る感がどうしても漂ってしまう。足元はラバー ペブルをレザーソールに配したローファーで軽やかな歩行をサポート。オフィスにこもっているのが勿体ない気がしてきた。

 

やってみたかったことを思い切ってやってみる

誰もいないオフィスで、一度やってみたかったこと。それはセルフィーならぬセルピー。原稿ガラスに顔をくっつけてコピー。バッグをのっけてコピー。写真とは違う表現にテンションが上がる。さて、本日のバッグは《バレンシアガ》のアイコンバッグ「ル シティ」。20年以上愛され続けるバッグが今シーズン、再構築されて登場。金属製のバックルで補強されたコーナーや多数のポケットは唯一無二。ときめいてしまう。

 

美しいバッグはいくつあってもいいもの

コレクションで目を引いた「シンプリー フェンディ」。ランウェイではクラッチバッグ風に抱えて持っていたけど、ショルダーとしても優秀。優秀といえば本日のわたし。契約をまとめて鼻高々でございます。やわらかなレザーはしなやかにカタチを変え、ジップスライダーのフリンジがグッドアクセントとしていい仕事をするのです。オフィスに戻ったら、早速契約書をまとめて、新たなご褒美のバッグを探しに行こう。

 

ピンチはチャンス「トランカルー」と切り抜ける

突然の人事異動にショックを隠せません。新しい仕事にも慣れてきて、目標も新たに設定したのに。一方、《マルニ》のアイコン、「トランクバッグ」がアップデートしたのは嬉しいショック。その名も「トランカルー」。素材はやわらかなカーフレザーで、荷物の出し入れがしやすいシングルコンパートメントタイプ。最大のポイントは、ゴールドのクロージャーがビッグサイズに進化したこと。わたしも進化しなければ。

 

《ボッテガ・ヴェネタ》と次のステージへ

やわらかなレザーを職人が手作業で編み込むメゾンの象徴「イントレチャート」。デートやショッピングにピッタリな「スモール アンディアーモ」に新色が仲間入り。イタリア語で「さあ、行こう」という意味を持ち、トップハンドルと、クロスボディ用ストラップを備えている。予期せぬことはいつでも起こり得る。突然の異動で落ち込んだりもしたけれど、アンディアーモ! 自分らしく行こうではないか。

 

photograph_Kojima Yohei
styling_Kitagawa Saori
hair & make-up_Onishi Akemi
model_Jessica
edit_Hino Harumi〈KIP Inc.〉
design_Araki Masakuni〈Luck Tap〉

FUDGE vol.253 2024年8月号より