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余命1ヵ月の母、人生最期に「パチンコに連れてって」 『探偵!ナイトスクープ』が“90分間の奇跡”を起こした

  • 2024.10.3
©ABCテレビ

余命1ヵ月ほどしかない80歳の母親の笑顔が、もう一度見たい。彼女に、大好きなパチンコを打たせてあげたい……。51歳の娘のこの切なる願いが、バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』の協力で叶った。同番組、娘ら家族、パチンコホールが起こした“90分間の奇跡”に目頭が熱くなる。

【動画】「伝説に残る感動回なのでは……」と視聴者が号泣。余命1ヵ月の母の夢が叶った“人生最期のパチンコ”シーン

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母親は、ガンで余命が約1ヵ月しかなく、緩和ケア施設でほとんど寝たきり状態。それでも母親は、大好きなパチンコを今でもやりたがっている。彼女の人生には、常にパチンコがあった。父親がパチンコ台の職人で、自身と前夫、そして現夫はパチンコ店に勤めたことがあり、プライベートもパチンコ三昧だった。『探偵!ナイトスクープ』の探偵・間寛平が「今、一番何がしたい?」と聞いても、母親は「パチンコ。パチンコ連れてって」と懇願した。

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そこで寛平探偵は、ケア施設の許可を取り、母親お気に入りのパチンコ店の本社へ交渉することに。彼が事情を説明すると、本社は「そんなにパチンコを愛していただいたのであれば是非!」「閉店の後であれば、我々もお母様のサポートがしやすい」と快諾した。ついにやってきた約束の日、万全の体制のために、母親は民間の救急車でお気に入りのパチンコ店へ。酸素ボンベを用意した車いすに乗り、夫や娘、孫ら親族たちと一緒に遊戯することになった。

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閉店後のホールは、特別に90分間だけ母親ら一家の貸し切り! 母親は、店側から車いす専用スペースを用意され、思い出の曲を流してもらえて、さらには昔ながらのマイクパフォーマンスもしてもらえた。彼女は、念願のパチンコに「楽しいよ~」とニッコリ。なんと、一番乗りかつ連続で大当たりを出した! とっても嬉しそうな母親に、家族や寛平探偵は大盛り上がりで拍手し、ホールスタッフたちも、当たりが出るたびに万歳で大喜びしてくれた。

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家族と大好きなパチンコを楽しむ母親の瞳には、いつの間にか涙が……。彼女は、最期の1秒までパチンコを打ち続け、「楽しかった。明日も来たい」と笑った。母親はもちろん、家族も笑顔だ。「元気な顔を見るのは久しぶり」「パチンコをやっているときの真剣な顔! ほんと何年ぶりかな」と家族は語り、みんなで幸せを噛みしめた。

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さまざまなハードルがある中で、余命1ヵ月の母親のために、多くの人々が協力して実現できた“人生最期のパチンコ”。パチンコ店で起きた“奇跡の90分間”に、涙した視聴者は多いだろう。なお、この感動的なVTRは、『探偵!ナイトスクープ』9月27日放送回で紹介された。

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