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Kōki, ルイ・ヴィトンの歴史が息づく場所アニエールを訪ねて【2025年春夏パリコレ】

  • 2024.10.2

創業者のランドマークであるアールヌーヴォー様式の邸宅

ルイ・ヴィトンLOUIS VUITTON)の最新コレクションのためにパリを訪れたKōki,。彼女はショー観覧に加えて、首都パリから北西に数キロ離れた村、アニエールまで足を運んだ。

パリ郊外にあるこの象徴的な場所は、1854年の創業から5年後、パリ本社が手狭になったルイ・ヴィトンがアニエールに移転したことにはじまる。創業者のランドマークであるアールヌーヴォー様式の邸宅、トランクを製造するアトリエに加えて、エキシビション・スペース「ラ・ギャルリー(La Galerie)」を併設しており、没入型の展覧会を開催するなど、160年以上経った今でもメゾンの真髄(こころ)と魂が宿る場所となっている。

初めてアニエールを訪れた Kōki,は、次のように語る。 「ルイ・ヴィトンの歴史が息づく場所であるアニエールを訪問でき、家具など1つ1つのものが美術館に飾られているようなものばかりで、目の前でルイ・ヴィトンのこれまでの歴史を感じることができ、貴重な時間を過ごしました。また、伝統的なこの場所からインスピレーションが生まれ、ルイ・ヴィトンが挑戦しつづける姿に繋がっている事を深く感じました」

ショーでは、グレーを基調としたニットのセットアップを着用したKōki,だが、この日は2024年秋冬シーズンの新作スリーブレスダブルフェイスコートを主役に。さらに、ルイ・ ヴィトンのトランク作りの伝統から着想を得たディテールが光るバッグ「プティット・マル」を合わせていた。

現在、「ラ・ギャルリー」では、トランク「マル・クリエ」に特化したエキシビション「ラ・マル・クリエ(La Malle Courrier)」を開催中だ。本展では、1865年から2024年の間に製作されたルイ・ヴィトンのトランク21点を展示し、時を超えたメゾンのサヴォアフェール(匠の技)の変遷を辿ることができる。パリへ出かける予定のある人は、少し足を伸ばして訪れてみてはいかがだろう。

Photos: Courtesy of Louis Vuitton

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