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【那珂川】土地に、素材にこだわり 店主の創意工夫に溢れる讃岐うどん

  • 2024.10.4

こんにちは。趣味は乗り物、特技は食べ歩きのリビングふくおか・北九州Web地域特派員 ”ほっぺた親爺” です。 昼のランチタイムはお客さんで一杯、なかなか入店できないお店も、時間を外せば容易に入店できることが多くあります。 今回は、那珂川市にある讃岐うどんのお店「誠屋」に、夜の時間に訪問してみました。

場所は、福岡市南区から東脊振トンネルに向かう国道385号線の、山田交差点のちょっと先にあります。 駐車場は、店舗前に6台、道路を挟んだ第2駐車場に5台分が用意されていますが、昼時は直ぐに満車になる人気店です。

那珂川の美味しい水、良い環境でお客さんに美味しいうどんを味わって欲しいとの想いから、2024年3月、福岡市南区日佐から那珂川に移転して来られました。

昼とは全く違う雰囲気の店内へ

出典:リビングふくおか・北九州Web

外壁は基本的に黒色なので、夜間は入口近辺の白い外壁、木目のスライドドア、コンクリートのスロープが浮き上がって視界に飛び込んできます。 奥にテラス席がありますが、季節によっては裏を流れる那珂川の流れをBGMに、楽しい食事が楽しめそうです。今日は遅い時間のため、テラス席は閉鎖されていました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

店内に入ると、券売機があります。見たことの無い最新式で、ここで悩むお客さんも多く、時間によっては券売機渋滞が発生します。 呼び鈴があり、わからないことがあれば店員さんに助けを求めましょう。 初回訪問した昼時は、「一番の人気メニューは何ですか?」と聞いて、「No.1セット」を注文しました。 その後、色々メニューが豊富であることが分かり、今回は少し変化球を投げよう‥と思い、空いた時間に訪問しています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「誠屋」は、ごぼ天うどん、肉うどんなどの定番メニューも豊富ですが、何といっても名物は ”姫あまえびうどん” です。 鹿児島出身の大将が、錦江湾でしか生息しない希少なえびを漁師さんから教えてもらったそうです。ほとんど県外には出荷されていない希少なえびを、特別に仕入れて提供しているそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ご飯類も、天丼、カツ丼など定番メニューが豊富です。 その中で、一番人気が ”炙り親子丼” とのこと。”はかた地とり” を炙ることで臭みをなくし、香ばしさを惹き立て、那珂川のブランド卵 ”金太郎卵” でとじた親子丼。前回頂きましたが、ふわトロで一番人気に納得しました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

うどんの一番人気 ”姫あまえびうどん” と、ご飯の一番人気 ”炙りミニ親子丼” に小鉢、ミニサラダをセットにしたのが「No.1セット」です。これは間違いないセット商品だと思います。

席に座ってメニューをじっくり眺め、本当に食べたいものをあれこれ考え、そのうえで券売機に向かうのが良いです。 昼間の混雑した時間帯には、勇気ある行動かも知れません。今日は、ラストオーダー30分前の入店なので、じっくり自分のテンポでメニューを決めることが出来ました。

落ち着いた内装で、一人でも、家族でも楽しめます

出典:リビングふくおか・北九州Web

メインのカウンターは、L字型で6席。テーブルが大きいイメージです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

券売機近くには、カウンターに4席。昼間は窓からテラス席、遠くに山々の緑を見ることができます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

テーブル席も2卓あり、家族、グループでも楽しめます。

ここ「誠屋」でも、セルフサービスで那珂川の美味しい水が用意されています。那珂川の水は本当に美味しいので、何杯も頂きました。

「No.1セット」は、やはりNo.1です!

出典:リビングふくおか・北九州Web

これが「No.1セット」の全景です。 うどん、姫あまえび、ミニ丼、小鉢、ミニサラダが大きなトレーに載って提供されます。大きなテーブルの理由は、この時に実感します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

とにかくビックサイズの天ぷらです。”うちわ” より大きいかも知れません。姫あまえびもタップリ入っています。 うすめの衣にすることで、えびの香りを際立たせ、サクッとした食感を演出しています。大ぶりでなえびがたくさん、食べ応え十分。うどんに入れるも良し、そのまま食べるも良し、ご飯と一緒にたべるも良し‥色々な食べ方を試せます。普通のあまえびに比べると、風味が強いように感じました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

メニューには、「麺は、福岡県産小麦筑紫こがねを使用し、製麺に適した厳選した塩やこだわりの水で製麺しています」、「ダシは、伊吹島産いりこや羅臼昆布、ウルメ・サバ・カツオ節などで取る天然ダシです」とありました。弾力あるもちもち麺、魚介ダシが効いた濃い目のスープで美味しいうどんでした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今日投じた変化球がこれ。 前回の ”炙りミニ親子丼” を ”ミニヒレカツ丼” に変更して貰いました。魚介だしを金太郎卵でトロトロにとじているので、期待通りの濃厚な味でした。

券売機は、この変化球をダイレクトに捕球することが出来ません。券売機で「No.1セット」を購入し、店員さんに差額を現金で支払うシステムです。大将からは、「いつでも対応しますよ!」と言って頂きましたが、混雑した時間帯は直球勝負が基本だと思いました。

何故にうどん屋さんでシフォンケーキ?

出典:リビングふくおか・北九州Web

カウンター上に置かれたプレート。 那珂川のブランド卵を使ったシフォンケーキ?どこかのケーキ屋さんから仕入れたのかと思いきや「自家製」の文字があります。気になって仕方ありません。

出典:リビングふくおか・北九州Web

これが気になって仕方のない ”プレミアムシフォンケーキ”。タップリの生クリームが添えられて、見た目はケーキ屋さんのシフォンケーキそのもの。唇で嚙み切れるくらい、とても軽いソフトなシフォンケーキは「絶品」でした!

何故、うどん屋さんでシフォンケーキ?と大将に聞くと、調理で使わない白身の有効利用でシフォンケーキを作っているとのこと。確かに、釜玉うどんで黄身は使うものの、白身は使わないよね。白身はどうしているんだろう?その回答が、「誠屋」ではシフォンケーキだったのです。

また、茹でたうどんで残ったものは一晩寝かせて、団子にしているとのこと。商品名 ”うだんご” でデザートメニューになっていました。食品ロス削減への取り組みは、とても素晴らしい!と感動しました。

多彩なメニューには、大将の思い入れ満載

出典:リビングふくおか・北九州Web

メニューを見ていると、平日女性限定で、魅力的な「レディースセット」を発見。 「No.1セット」に ”プレミアムシフォンケーキ” を付けたチャンピョンメニュー。レディースセットなので、うどんがミニサイズになりますが、名物のフルコースは一番お得かも知れません。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「お子様セット」は、ミニうどん、とり天ぷら、ちくわ天ぷら、ミニおにぎり、ミニサラダ、うだんご、ヤクルトのお子様向けフルコース。最後にくじを付いてもらえるのが、壁面に掛かったおもちゃ。子供も大喜びですね。

出典:リビングふくおか・北九州Web

大将の上馬場さん。 お話しを伺うと、那珂川の土地にこだわり、姫あまえびを始めとした素材にこだわりを強く感じます。メニューに「食事はたんに栄養補給だけではなく、大切な方とのかけがえのない時間‥その時間を楽しく過ごして頂けるよう務めてまいります」と書かれていました。

夜の余裕の時間に訪問したので、大将の想いを直接聞くことが出来、熱い想い、深い考えが分かり、人気店たる所以が分かりました。余談ですが、「誠屋」の前を通ると、開店時間より相当早い時間に、大将自らホウキを持って近隣清掃している姿を何度か見かけました。素晴らしいです!

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