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首と目もとにできたシワも改善! エイジングデザイナー・村木宏衣先生に聞く「筋肉ほぐし」

  • 2024.10.2

エイジングデザイナーの村木宏衣先生に、顔のパーツごとのメソッドを伺う「メリハリ美容」企画第2弾。今回は、首のシワや目もとのシワに効くメソッドを教えてもらいました。日頃の姿勢や筋肉のこりによってできたシワは徐々に悪化してしまいます。また、首まわりのこりはシワだけでなく、顔全体のたるみやむくみにつながることも。筋肉をほぐして、年齢を感じさせない首と目もとを目指しましょう!

筋肉をほぐしてシワ改善! 「首のシワ」に効くメソッド

――首のシワはなぜできてしまうのでしょうか。

村木先生:長時間のパソコン作業などで前傾姿勢をとっていたり、ねこ背や巻き肩がクセになってしまったりすると、首が前方向にこり固まり、首にシワができてしまいます。
また、少し前までのコロナ禍のマスク生活で、マスクのひもが常に耳にかかっていたため、耳の下にある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」などの首まわりの筋肉がこりやすくなり、動きも制限されがちに。そうなると、ますます前方向へと筋肉が縮まってしまい、背中から顔を支えるという状態がむずかしくなってしまいます。
首のこりは顔のむくみやたるみにもつながり、老けた印象を与えるためしっかりケアしていきたいですね。

――前かがみの姿勢がクセづいてしまうと、首のシワがますます悪化しそうですね。

村木先生:そうですね。しかし、姿勢の悪さによってできたシワは、メソッドを行うことで改善が期待できます。リンパの流れを促すメソッドを行って、首の詰まりを解消させましょう。また肌のハリが衰えてくると首の縦ジワが目立ってくるため、日々のスキンケアやUVケアもしっかり行いましょう。

【メソッド1】首のこりをほぐして、リンパの流れを促す

<胸鎖乳突筋の位置はここ!>

首を横にかしげたときに浮き出てくるのが「胸鎖乳突筋」です。
(1) 一度首をかしげ、親指を前側、残りの4本の指をうしろ側において胸鎖乳突筋をつかむ。
(2)首をかしげたまま、「うんうん」「いやいや」をくり返す(10回)。 親指の位置をずらし、3か所を同様に行う。 (3)つかむ手を入れ替えて、反対側も同様に行う(10回)。

目まわりの筋肉の弾力を復活! 「目もとのシワ」に効くメソッド

――目もとのシワも、筋肉をほぐすことで改善できるのでしょうか。

村木先生:目のまわりにある「眼輪筋(がんりんきん)」をほぐすことで、目もとのシワ改善の効果が期待できます。眼輪筋は、まぶたの開閉をするときに使う筋肉ですが、疲労がたまってくるとこり固まってしまいます。すると、表面の皮膚に余りができ、シワやたるみの原因になってしまうのです。
さらに筋肉の疲労は、血液の循環を滞らせます。血流が悪いと、栄養が行き渡らず、肌老化も早めることに。とくに目の筋肉は、パソコン作業などで「下を向く」ことには慣れていますが、「上を向く」ための筋肉を使っていない方も多いので、眼球運動もとり入れてしっかり目を動かしてあげると、目もとの血流がアップし目の疲れもたまりにくくなるはず。入浴時、湯船に浸かりながら、濡れタオルで目もとを温めてあげるのもオススメですよ。

【メソッド2】目もとの筋肉をほぐし、弾力を復活させる

(1)気になる目もとのシワを人さし指と中指で押さえ、ややつり目ぎみになるよう圧をかける。
(2)(1)の状態のまま、まぶたを開閉する(10回)。 (3)気になるポイントにずらしながら、各10回くり返す。

首と目もとのたるみケアとともに、背中のこりほぐしにも意識をおいて

――さまざまな筋肉のこりが、たるみやシワと関係しているのですね。

村木先生:そうですね。とくに、顔の皮膚は、頭や首ともつながっています。そのため、背中や首がこって前のめりの姿勢になってしまうと、顔を背中側に引き上げる力が弱まり、顔のたるみが起こりやすくなってしまいます。
きれいにメイクをしていても、首が前に突き出てあご下や首の前側がもたついていると、老け見えは避けられません。首や目もとのケアとともに、背中の筋肉の緊張やこりをほぐすエクササイズもとり入れて、顔を引き上げる力を高めましょう!

――ありがとうございました! 次回は、「中顔面とフェイスラインのたるみ」を改善するメソッドを教えてもらいます。

撮影/我妻慶一 文/佐藤有香

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