「日本代表は強すぎる。中国は監督交代しても勝てない…W杯は諦めよう」と中国紙が降参モード

Text by 井上大輔(編集部)

日本代表は先月5日に行われた中国とのW杯アジア最終予選初戦に7-0で圧勝した。

中国は日本とサウジアラビアに連敗したものの、ブランコ・イヴァンコヴィッチ監督が留任。今月はオーストラリアとインドネシアと対戦するが、『SOHU』によれば、「中国代表は準備段階でとん挫！W杯予選の見通しは暗い」とのこと。

「中国代表は、W杯予選の準備で3重の打撃に見舞われており、状況を楽観視することはできない。

主力FWのウー・レイは最近の試合で負傷が悪化してしまい、参加できないかもしれない。攻撃を彼に頼っている中国にとっては大打撃だ。帰化選手のアランも重傷を負い、欠場がほぼ確実。もう一人のストライカーのチャン・ユーニンも出場停止で出場できず、中国の前線は前例のないジレンマに陥り、攻撃力を大幅に失っている。

ライバルのインドネシアが総合的な戦闘力を大幅に向上させたため、中国の勝ち上がりの望みはさらに薄れたようだ。インドネシアはエールディビジ（オランダ1部リーグ）の若くて力強い選手2人を招集。サウジアラビア、オーストラリアと引き分けるなど強い競争力を見せて、中国にさらなるプレッシャーをかけている。

さらに、中国代表は将来的な監督交代の可能性にも直面している。イヴァンコヴィッチ監督が成績不振で解任された場合、サッカー協会は短期間で後任を探さなければならず、新監督が準備する時間は非常に限られる。たとえ新監督が就任したとしても、中国代表が次の強敵であるバーレーンと日本に勝つ可能性は低いだろう。特に日本は最近圧倒的な優位性を見せているからだ。

全体として、2026年W杯予選での中国の将来は心配だ。人材面のジレンマに加えて、チームは戦術的調整や精神的安定などの問題も解決する必要がある。

W杯のチケットという幻想を捨て、現実的に経験を積み上げ、若手選手を育成し、将来に向けてしっかりとした基盤を築くことを推奨する。おそらく次のサイクルでは、若手選手の成長と成熟が中国台頭の鍵になるだろう」

中国は11月にバーレーン、日本と対戦する。

監督交代をしても現実的にはW杯出場は厳しいため、世代交代を進めるべきということのようだ。