1. トップ
  2. スキンケア
  3. 「ダブル洗顔は本当に必要?」3人の米皮膚科医が肌タイプ別におすすめの洗顔方法を解説!

「ダブル洗顔は本当に必要?」3人の米皮膚科医が肌タイプ別におすすめの洗顔方法を解説!

  • 2024.10.2

現代人なら一度は聞いたことがあるであろう“ダブル洗顔”というコンセプト。スキンケアの専門家や美容のインフルエンサーたちは、この2ステップの洗顔方法を推しており、肌に蓄積した汚れ、日焼け止めやメイクを完全に落とす方法は他にないとまで言っている。

でも、透明感のあるキレイな肌を手に入れるには、本当にダブル洗顔をする必要があるのだろうか? それとも、顔の二度洗いは単純に洗いすぎ? その答えを探るべく、私たちは3名の一流皮膚科医に話を聞いた。アメリカ版ウィメンズヘルスから見ていこう。

ダブル洗顔とは?

ダブル洗顔とは、文字通り、顔を2回洗うこと。

ほとんどの人は、まずオイルベースのメイク落としで肌に付着した汚れ、日焼け止めやメイクを分解し、余分な皮脂を溶かしてから洗い流し、ウォーターベースの洗顔料でしっかり洗う。ミセラーウォーターも、軽くて洗い流す必要のないメイク落としとして使えるアイテム。

でも、このステップを2度も繰り返す必要はあるのだろうか? その答えは場合によりけり。マンハッタンを拠点とする認定皮膚科医で米国皮膚科学会特別会員のマリサ・ガーシック医学博士によると、一部の人にはダブル洗顔が効果的。「濃いメイクをする人がメイクを完全に落とす上では、ダブル洗顔が役に立つかもしれません」。ダブル洗顔は、オイリー肌やニキビ肌の人、頻繁にメイクをしたり日焼け止めを塗ったりする人にも有効であると、認定美容皮膚科医のプージャ・ランビア医学博士は指摘する。「この方法なら、何層にも重ねられた化粧品と不純物を完全に除去できます。毛穴詰まりや吹き出物、肌のくすみを防ぐ上では重要なことですね」

とはいえ、ニューヨークを拠点とする認定皮膚科医で米国皮膚科学会特別会員のロバート・フィニー医学博士によると、一部の肌タイプの人にはダブル洗顔が思わぬ副作用をもたらすことも。「メイクをしない敏感肌の人にとってはダメージのほうが大きいかもしれません」とフィニー医師。「この場合、ダブル洗顔をする必要はまったくありませんし、無理にすると、肌の保護バリアが破壊され、乾燥や炎症につながる可能性があります」。ダブル洗顔が自分に合っているかどうかを考えるにあたっては、これらの点に留意しよう。

ダブル洗顔の方法

1円玉大のオイルベースのメイク落とし、またはミセラーウォーターを乾いた肌にやさしく塗り込む。これで肌の上の残留物とオイルベースの不純物が分解されやすくなる。

タオルか自分の手を使い、ぬるま湯で洗い流す。

少量のウォーターベースの洗顔料を肌になじませ、やさしく円を描くようにして残留物と不純物を取り除く。

洗顔料を洗い落とす。肌に残らないようしっかりと。

清潔なタオルで肌を軽く叩くようにして水分を拭き取るか、肌を湿らせたままにして保湿液を塗る。

それぞれの肌タイプに合った洗顔料

あなたに必要な洗顔料は肌のニーズによって異なり、あなたの肌のニーズは肌のタイプによって異なる。以下の情報を参考に、あなたの肌タイプに合った洗顔料を選んでほしい。

オイリー肌

ジェルタイプやフォームタイプの洗顔料は、毛穴詰まりや吹き出物の原因となる過剰な皮脂を上手に溶かしてくれるので、この肌タイプの人にオススメ。サリチル酸や乳酸などの成分が含まれた商品をピックして。

乾燥肌

この肌タイプの人には、ヒアルロン酸やグリセリン、セラミドなどの保湿成分を配合した肌にやさしい洗顔料がオススメ。その中でもクリームタイプかローションタイプの洗顔料は、特に保湿力が高く、肌を乾燥させにくい。

ノーマル肌/混合肌

ジェルタイプ、フォームタイプ、オイルベースのフォーミュラは、どれも混合肌に向いている。ジェルタイプかフォームタイプを使いたいなら、肌を乾燥させない保湿成分配合のものを選んで。オイルベースの洗顔料でニキビができてしまった場合は、使用を中止したほうがいい。

ニキビ肌

この肌タイプの人には、余分な皮脂を抑え、毛穴詰まりを取り除き、ニキビをやっつける洗顔料が必要。過酸化ベンゾイルやアゼライン酸など、ニキビに有効な成分と抗炎症作用のある成分が含まれた商品を探してみよう。

※この記事はアメリカ版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

Text: Kaleigh Fasanella and Brian Underwood Translation :Ai Igamoto

元記事で読む
の記事をもっとみる