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【直江兼続とねこ】兜に掲げるのは「愛」か、それとも。ねこ好きな武将が選ぶ一文字は

  • 2024.10.2
選ぶとしたら… (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
選ぶとしたら… (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

作品の元となったお話の解説も!

神話や名作についても改めておさらいしながら楽しむ、ねこが加わった新たな展開の物語。

言わずと知れた数々の有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみのぱんだにあさん。童話や昔話にねこが加わるだけでひと味違った展開となり、悲劇の結末を迎えるお話ですらゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?

誰もが知っている古今東西の昔話やおとぎ話。そこにねこが登場したら…? というもしものエピソードを、ぜひお楽しみください。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『にゃんと!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。

◆直江兼続とねこ

愛猫精神を主張 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
愛猫精神を主張 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

■◆元となったむかしばなし

直江兼続

直江兼続は日本の戦国時代で活躍した武将です。

義理堅くとてもまっすぐな人物として知られており、当時は側室を迎え、何人もの妻がいるというのが当たり前だったにも関わらず、正妻であるお船の方だけを終始愛し続けたと言われています。

また、直江兼続は関ケ原の戦以降、外様大名となり存続の危機を迎えた上杉家を存続させ、さらには領地を発展させるなどの大きな功績を残していました。直江兼続は愛という字がついた兜を被っていたことで有名ですが、この「愛」は尊敬していた主君の上杉謙信が愛宕(あたご)神社で戦勝祈願をしていたことから、それにあやかって愛という字を用いたと言われています。

◆紫式部とねこ

名作誕生秘話 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
名作誕生秘話 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

■◆元となったむかしばなし

紫式部

紫式部は平安時代の女流作家です。

『源氏物語』が特に有名ですが、『紫式部日記』など様々な作品を記したとも言われております。彼女は才女としての逸話も多く、当時は女性に求められていた以上の才能で漢文を幼少のころから読んでいたそうです。

また、その才能を買われ、藤原道長の娘の家庭教師も務めました。『源氏物語』の執筆理由はいくつかの説がありますが、1つには藤原道長と不倫関係にあったからではないかという説があります。

その理由は藤原道長は時の権力者でしたので妻以外の愛人も数多く、あくまで自分は愛人にすぎないと理解しつつも嫉妬し、プレイボーイ具合を主人公と重ねた上での、あてつけだったのではないかと言われているのです。

著=ぱんだにあ/『にゃんと!ねこむかしばなし』

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