ドライバーのスライス防止ドリル！女子プロが教える練習法とは？

ドライバーを気持ちよく飛ばしたい！でも、スライスが怖くて思い切ってスイングできない。振り遅れてると言われて、もっと振ろうとしても余計にスライスしてしまう。そんなことよくありますよね？そんなあなたに最適のドリルをツアープロがレッスン。

最強のスプリットハンドドリル！

まずは、右手と左手を離して握ってください。右手がグリップの一番先を握るくらいが理想です。そうすると右手と左手の運動量の差が自然と大きくなって、いつもより簡単に腕がローテーションしてクラブを走らせてくれます。

ドライバーが振り遅れやすいのは当たり前

まず、大前提としてゴルフクラブの中で一番長くてヘッドの重たいドライバーが振り遅れやすいのは当たり前なんです。それに、ドライバーを持つと飛ばしたくなって力みやすいですよね。体に力が入るとクラブの動きが悪くなり余計にヘッドは走ってくれません。では、どうしたらいいか？ポイントは体の運動量よりもクラブヘッドの運動量を増やしてあげることです。

正しい腕の使い方をするとスイングはコンパクトに

実際にスプリットハンドで打ってみると、トップもフィニッシュもいつもよりコンパクトになりますが、それがポイントなんです。正しい腕の使い方が出来ると、そんなに大きなスイングって出来ないんです。いつもと比べると両腕がぐりんと簡単に入れ替わるので最初は左へ飛んで上手く打てないかもしれませんが、ナイスショットをするための練習ではないので、気にしないで体の感覚を大事にやってみてください。

藤本プロのスプリットハンドドリルを練習すると、驚くほど簡単に球がつかまるようになります。そうすると力を抜いて気持ちよく打てば打つほど真っすぐ飛ぶようになる魔法のようなドリルです。ぜひ試してみてください。

藤本麻子

●ふじもと・あさこ／１９９０年生まれ、岡山県出身。１６４ｃｍ。２０１１年伊藤園レディスゴルフトーナメントでツアー初優勝。三愛石油所属。

構成＝岡田豪太
写真＝田中宏幸
協力＝取手国際ゴルフ倶楽部