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【京都ツウ】お寺仏像マニアみうらじゅん氏推し!?通称『世継ぎさん』のお寺「上徳寺」

  • 2024.10.1

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は下京区、五条富小路にあるお寺。通称『世継地蔵』『よつぎさん』とも言われ、お寺仏像マニア・みうらじゅん氏も推しのお寺。

お寺仏像マニアみうらじゅん氏推しのお寺『世継ぎさん』

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下京区、富小路五条下がった場所。ここに浄土宗寺院『上徳寺』があります。通称『よつぎ地蔵』『世継ぎさん』とも呼ばれるお寺。以前から気になっていたお寺。

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というのも、今年京都駅ビル7階の美術館「えき」KYOTOで開催された展覧会『みうらじゅんFES』。京都出身で、イラストレーター、漫画家、エッセイスト、ミュージシャンなど幅広い分野で活躍中のアーティスト・みうらじゅん氏のマイブームの全貌展。数々のテーマごとに、みうら氏の膨大なマイブームコレクションが展示され、人気を博した展覧会でした。

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その中の、お寺や仏像関連のマイブームコレクションコーナー。誰もが知っている有名寺院の御朱印や仏像写真が飾られる中、とあるお寺のパンフレットを発見。

地元民でありながら、今まで未訪のお寺。MJ(みうらじゅんの略)がここに展示するということは、それだけ魅力的で推しのお寺なんだろうな、と。勝手な想像で一度訪れたいと思っていました(笑)

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この日は朝からやってきましたが、ちょうどお彼岸の法要があるらしく、お寺の方はその準備でお忙しそうな様子でした。

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慶長8年(1603年)に徳川家康の側室・阿茶局が、家康の娘・泰誉院とその母・上徳院の菩提を弔うため、阿茶局の叔父・伝誉一阿を開山として建立したと伝わっています。

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境内は意外と広く、ここが交通量の多い五条通にもすぐの場所にあるとは思えないような空間。

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境内には、江戸時代中期の俳人・堀内雲鼓(ほりうち うんこ)の墓所、句碑があり、「日のめぐみ うれしからずや 夏木立」と書かれ、まるで今年の猛暑を詠んだような、徘徊みのある句(笑)

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こちらも『上徳寺』を詠んだ句碑のようです。

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本堂は度重なる大火で焼失しましたが、明治時代に永観堂の祖師堂を移築し、新たな本堂として再興されたのが今の姿。この日は法要の準備をされていたので、本堂内には入りませんでした。

御本尊は家康が近江国矢橋の鞭崎八幡宮から移させたと伝わる阿弥陀如来像で、平安時代の仏師・快慶作と伝わっています。

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客殿は同じく明治時代に聖護院から移築された建物。言われてみると、建物に聖護院らしい趣きを感じます。

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その本堂の横、世継地蔵堂。江戸時代から子授け安産で知られた世継地蔵尊が祀られ、孝明天皇の典侍・中山慶子も当寺を参詣し、後に明治天皇を出産。

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かつて掲載された京都新聞の記事がいくつも紹介されていて、特に毎年2月8日には世継地蔵尊大祭、山伏による柴灯護摩供が盛大に執り行われている様子。

また機会あれば、その時にも足を運んでみたいですね。

詳細情報

名称:上徳寺
場所:京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町556
電話:075‐351‐4360

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