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「10月はファッションやメイクで自己表現して」by 星読み係 yuji【美と心の星サプリ 第2回・前編】

  • 2024.10.1

太陽が天秤座にイン。装いを整え、自身のバイブスを表現する時期に

yuji(以下y) 今年は9月22日の21時ごろに「秋分点」を迎えました。太陽が天秤座に移動することで、10月はトレンドを取り入れてビジュアル全体にフォーカスを当てるのに適したシーズンに。いわゆる「秋分の日」は、昼と夜の長さが同じになるので、 “バランスをとる”とか、“世の中の流れにあわせて自分をチューニングする”といったイメージが強まってきます。

メイクやファッションは、世の中と繋がるための表現手段のひとつ。社会との接点となるので、トレンド感が取り入れつつ、その人のバイブスを表す装いにアップデートすることで、「私はこんな人ですよ」と上手く世の中にプレゼンテーションできるとよい方向に。見た目でどんな人かが分かりやすくなると、結果的に周囲とのコミュニケーションが円滑になるんです。

MICHIRU(以下M) 実際、装いによって、その人の印象はかなり変わりますよね。

「秋分点」のタイミングでビジュアルや人間関係をメンテナンス

y 「秋分点」の時期は、ファッションであれば衣替えをしたり、クローゼットを整理してみて最近着ていないものはリリースするのもおすすめ。さらに、「人間関係や社会学、パートナーシップ」といったキーワードも天秤座の管轄に入ってきます。今年は牡羊座に星が集中しているので、人との距離感や、その人のあり方などを見直す流れもありますね。そのうえ、天秤座と牡羊座はホロスコープで対角線上にあるので、外との接点やつながりといった意味合いが例年以上に強化されている状況。ものごとのやり方が変わったり、社会での自分での見せ方や肩書きなどが変わりそうです。肩書きが変わると、ビジュアルをそれにあわせて見直したほうがベター。

M 確かに、“自分のこだわり”も大切ですが、時にはこだわりを捨てて変えてみると、全体的に上手くいくことがあります。

y 今は“集まろう”とする意識が高まるシーズンでもあるので、ファッションで自己表現をすると、集団のなかでの役割がはっきりして、適した役割がやってくることで、結果的に人との摩擦が減ってより生きやすくなるんです。この秋冬の「トレンド」を取り入れる際には、どんなメイクがおすすめですか?

カラーメイク投入で「ニュートラル」→「ポジティブ」へとシフト

M 今季は「ディープカラーの血色リップ」に注目しています。パンデミック前はいろんなカラーで遊んでいたけれど、そのあとは「どんなカラーをつけたらいいかわからない……」という声が周りで顕著に聞かれるようになりました。

y そうなんですね。

M 実際、ミュートメイクのようなトレンドもありましたが、そろそろ“色”が復権してもよい時期。秋冬らしいこっくりしたトーンや渋めの赤リップに加え、ブラウンレッドやプラム系などのシックでありながら、肌なじみのよい色もおすすめです。いつもと違うカラーを投入すると鮮度がアップするし、自分の新たな魅力を発見できたり。ファッションも同じで、いつもと違うカラーを投入すると鮮度がアップするし、自分の新たな魅力を発見できたり。

質感においても昨今はシアーやマットなど、テクスチャーのバリエーションが豊富なので、メイクをファッションの一部として多面的な自分を楽しんでみてほしいですね。今までやっていなかったことをする、というのが一番のカンフル剤になると思います。実際、私自身も今までモノトーンのコーディネートが多かったのですが、パンデミック後から“色”を着るようになって、マインドがポジティブに変化するという発見がありました。

y 確かに、身につけるカラーによってかなり気分が変わりますよね。

M アイメイクに変化をつけるのものいいと思います。ニュアンスカラーのアイライナーはおすすめ。カーキや、グレイッシュなトーンのカラーライナーは、普段カラフルなメイクをしていない人でも取り入れやすいですよ。近年はクワイエットラグジュアリーなムードがありましたが、その流れも成熟してきていて、変化の兆しが。クラシックやレトロなど、少し装飾的な要素が加わったような印象があるので、色味を使いたい気分。最近は、メイクを楽しむ男性も増えてきましたよね。

y 先日、旅先でヴィヴィッドなリップをつけている若い男性を見かけて、時代の変化を感じました。ただ、もともとメイクって、古代から続く部族などでも見られた文化だから、本来はジェンダーは関係ないはずなんです。メイクはもちろん、装飾的なファッションや、タトゥーなどとも近い存在。「変身願望」を叶えたり、装いのパワーで“違う自分に変わる”ということだと思います。僕自身も、子どもの頃に秋祭りで太鼓を叩くとき、顔を白く塗るメイクやカラフルな衣装を身につけて、ちょっと別人になったような気持ちになったり……いわゆる“宿った感”を感じていました。だから、装いを変えるということは、ジェンダーを問わず、生活の中で生かしていける要素なんじゃないでしょうか。

>>まだまだ2人のトークは続く! 後編では、「SNSの普及やデジタルの進化によって、メイクや自己表現はどのように拡張したか」について対談。(10月2日21時公開予定)

Profile

yuji

星読み係、ヒーラー。 香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心。現在は書籍執筆、連載、講演などで活躍する一方、毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。https://youtube.com/@yuji-universe

MICHIRU

メイクアップ・アーティスト、ビューティーディレクター。仏、米を拠点に活動ののち帰国。雑誌や広告、セレブリティのメイクアップに加え、コスメブランドのディレクターやアドバイザーとしても活動。ホリスティックビューティーへの造詣が深く、その人自身の魅力を引き出すメイクの技術で多くの支持を集める。最近ではインド占星術を勉強中。

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