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大活躍の大谷翔平に「まだ届いていないことがある」と韓国紙…なぜ?「今季No.1スターだが…」

  • 2024.10.1

「宇宙人の侵攻」とも呼ばれるほど、大谷翔平(30、ロサンゼルス・ドジャース)の今季メジャーリーグでの活躍は圧巻だった。

それは記録だけ見ても一目でわかる。“スーパースター”の偉大なシーズンが一段落した。

大谷は9月30日(日本時間)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われたコロラド・ロッキーズとのレギュラーシーズン最終戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁を記録した。

これで大谷は159試合出場で打率0.310、54本塁打、130打点、134得点、出塁率0.390、長打率0.646、OPS(出塁率+長打率)1.036という記録でレギュラーシーズンを終えた。

140年近いMLBの歴史で初となる「50本塁打&50盗塁」を達成しただけでなく、さらに数字を積み重ねて「54-59」とした。

また、偉大な先輩イチロー氏の56盗塁(2001年)を超えてメジャー日本人選手最多盗塁記録を更新し、400塁打の大記録も達成した。チュ・シンス(42)を超えてアジア人選手最多本塁打の新記録も立てた。

「すべてを手にしたように見えるが…」

満場一致のMVPも既定事実だ。

『MLB.com』は「大谷は首位打者にはなれなかったが、この日の安打で12試合連続安打に成功した。同期間、打率0.547、29安打、7本塁打、22打点、11盗塁を記録した。三振は9個に過ぎなかった。大谷は間違いなく3回目の満場一致MVP受賞が期待される」と伝えた。

大谷は昨年12月、ドジャースと史上最高額の10年7億ドル(日本円=約1015億円)というFA契約を結んだが、今シーズンのスタートは順調ではなかった。

そもそも、昨季途中に受けた右肘のトミー・ジョン手術でリハビリを受けていた大谷は、今年3月に元通訳の水原一平氏の違法賭博及び窃盗事件が起きた。大谷本人も関与が疑われた。

慌ただしいシーズンの始まりだったが、“二刀流”から一時的に離れて打者に専念した大谷は、7億ドル以上の超人的パフォーマンスでMLB全体を揺るがした。

大谷の父親は最近、日本のメディアを通じて“結婚効果”を言及したことがある。大谷は今年2月29日に結婚を発表。妻の真美子さんは翌3月に韓国・ソウルで行われたドジャースの「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ」に同行し、初めて公の場に姿を見せた。

大谷翔平
(写真提供=USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)大谷翔平

今季No.1のスーパースターに浮上した大谷。もはや彼はすべてを手にしたかのように見えるが、ただ一つ、まだ届いていないことがある。それがまさにワールドシリーズ優勝だ。大谷が前所属のロサンゼルス・エンゼルスを離れ、ドジャースに来た最大の理由でもある。

ナ・リーグ西地区1位のドジャースは98勝64敗でレギュラーシーズンを終えた。ドジャースは来る10月6日、ナ・リーグのワイルドカードシリーズ勝者とディビジョンシリーズ第1戦を行う。

ドジャースが大谷を前面に出してポストシーズンの舞台に立ち、ア・リーグのディビジョンシリーズに進出したニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ(32)との対決が実現するかにも関心が集まっている。

ヤンキースとドジャースはワールドシリーズで過去11度の対戦経験があり、ヤンキースが8回、ドジャースが3回勝ち越しに成功した。

両球団がそれぞれ大谷とジャージを前面に出し、今年のワールドシリーズで対戦することになれば、世界の野球ファンは“人類最強”の2人の真剣勝負を目撃することになる。

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