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10月3日、天秤座で新月が形成され太陽の付近を移動する水星を巻き込み火星とスクエアに!

  • 2024.10.1

「寒露」を迎え、いよいよ晩秋への景色へと季節が移ろっていく…、と書き出だしたものの最近では二十四節気のとおりにはいかないことが多い。

(寒露とは二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ、晩秋から初冬のころに降りる冷たい露を指します。)

温暖化のせいなので、といってしまえば確かにそうなのだけれど、これでは四季が自慢である日本の沽券にかかわる。

10月といえば味覚の王様 松茸、日本の代表花 菊、高く澄んだ綺麗な空…と。

「あ~秋がやってきましたねぇ」ということになっているのだが、カレンダーを見て10月なので秋がきたようだとか、ハロウィンのディスプレイを眺め「あっ! そうだ10月だ!」という雰囲気。 季節を通した本物の秋の実感が少なくなってきたように感じる。

清書納言も「春は曙 夏は夜 秋は夕暮れで 冬はつとめて(早朝)」と移ろう四季の美しさを随筆で表した。

がしかし、ここで「昔は良かった」と言ってはならない。

どうやらこの言葉は老化現象に通ずるようで、年をとると自動的に増えることのひとつなのだ。

古代哲学者の一人も(名前は忘れてしまったけれど、アリストテレスか?)「昔は良かった」と愚痴を言い、弟子たちの顰蹙をかってしまったようだ。

更に「今の若い者は…」とローマの壁に書き残し、益々弟子に呆れられたようなので、哲学者もやはり人の子なのだなと思う。

こんにちは。エミールです。

この長い前書きを見ているとオバサンの長話みたいで、なんだか野暮ったい感じがしてしまいますネ。 ここからのお話は短くオシャレにいきましょう!

さてこの期間、天空では10月3日、天秤座で新月が形成されます。

太陽の付近を移動する水星を巻き込み、火星と90度(スクエア)の位置関係となるわけですが、この座相は心の中に妙なノイズを送ってくる、と読みます。

何かを決めたい! スタートしたい という焦りとイライラや、長い間決められなかったことを強引に決定したいというような、乱暴な選択に走ることも考えられます。

怒りにまかせたスタイルで決めたことは、その2週間後にやってくる満月の日(10/17)に、何かしらのマイナス要素となり現れるので、ここは慎重にいきたいところです。

さて、ここで何故人はイライラするのか考えてみましょう。

エミールが45年間、カウンセリングに携わった経験から怒りの水源地を覗いてみると、ほとんどの人に共通していたのが「不安」です。

怒りと不安、この二つには密接な関係があるのです。

そして今回、気がかりなのは一時期、獅子座へと移動するものの、長期間、蟹座にとどまる火星の存在です。

惑星はとどまる期間が長期にわたると、その星座のカラーが刷り込まれる法則があるので火星は、どんどん蟹座色を深めていきます。

蟹座の特徴は優しく同情的、物ごとの判断基準は理性で割り切るより「情」によるジャッジメントです。

感情移入することも多く、相手に同化しきってしまうこともあるようです。

そう、昔から人は感情の動物といわれているので、そういった意味からは、もっとも人間くさい人が蟹座さんたちです。

このようなことから、蟹座カラーを帯びた火星が負の感情を抱えてしまうと…、このイライラと不安のスイッチが予期せぬアクシデントを招いてしまう恐れがあるのです。

話をもとに戻しましょう。

そこで感情との上手な付き合いかた、つまり心の中からある日突然のようにわきあがってくる「不安」のなだめ方を知っておくことは、とても大切なポイントになります。

不安になるからイライラして、イライラすると、ますます不安が増幅する。 まずはこの負のスパイラルから遠のくことを学んでいきましょう。

ではしばし、不安と上手く折り合う方法をトークします。

私たちは家族や学校、会社やバイトを含め、生きていくうえで常に「不安」を感じさせるような要因に囲まれており、常に翻弄されています。

ひとつ不安材料がなくなると、また次の不安が…というように、もしかしたら人は生きている間、ずっと大なり小なりの不安と共に過ごしているような気もします。

でも、不思議なことに不安を感じない時間があるのです。 ただし現実がある限り、さっきまで目の前にあった不安が、きれいさっぱりデリートされるわけではありません。 では、そのトリックの正体は一体どんなことでしょうか?

この答えは実に簡単なことで不安は不安で存在するのですが、それとは別に安心や安全へ心を向けると自然と気持ちがプラス方面へと向くので、不安が心のフォルダの中に隠れてしまい、見えなくなってしまうのです。

いわゆる発想が転換されて、不安と正面衝突せず済むような状態になったといえるでしょう。

不安を振り払うことは一旦諦め、他のことを見つめ、負の要素を目立たなくする。 とにかく安心材料を増やすことを考える、これに尽きるのです。

私はかつて突発性難聴になったとき、耳の機能について色々調べたり、聴覚とは?の類の本を何冊か読み、耳に関するいくつかの知識を集めたことがあります。

そのとき、ノイズキャンセリングのイヤフォンについて書かれている部分が目に留まりました。 これはノイズを減らすために、ノイズの音波とは全く反対の音波を発生させてノイズを消してしまうという考え方から誕生したイヤフォンです。

不安(-)と安心(+)の関係を結びつける、ひとつのたとえ話になるかもしれません。

また、もうひとつ、これもたとえ話ですが、欠点はものままそっとしておいて、長所の面積を少しずつ増やせば、いつの間にか肯定的な面積の方が大きくなるため、欠点はなくなりなしないものの、気にならなくなってしまう。 と、そんなやり方もあるように思います。

これらのヒントに言えることは、負の方に目がいっている時は、その事を解決しよう!

とイライラせず、とりあえず他のことにエスケープしてみること。 と言えるでしょう。

心を好きな方に向け、うれしければ声を上げ、心のお部屋に楽しいことを、たくさん呼んでくる。 これが今期おすすめする最大のテーマです。 イライラは美容と健康の大敵!

すこやかな心で深まる秋を楽しんでくださいね。

エミール

2024年9月17日は中秋の名月でしたね。夜半、雲が切れたときに見上げたお月さまに感激!です。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

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