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松屋の「すし屋」が大阪に、関西1号店を吹田にした理由は?

  • 2024.10.1

牛丼チェーン「松屋」を運営する「松屋フーズ」(代表:瓦葺 一利)。同社が手掛ける鮨専門店「すし松」が、9月21日に大阪・吹田にオープン。関西1号店となる。

すし松の「店長おすすめセット」(1760円)

■ なぜ牛丼の松屋が「すし屋」を?

「すし松」とは、手頃な価格で新鮮な味を楽しめる注文型寿司店。2007年に1号店が誕生して以来、首都圏を中心に出店しており、関西ではお目にかかることはできなかったが、この度、大阪メトロ御堂筋線「江坂駅」のほど近くに出店を遂げた。

そもそも、牛丼のイメージが強い松屋が、なぜ寿司業に参入したのか? 地域担当部長の滝本崇さんによると、「今や牛丼を扱った店舗は沢山あります。そのなかで、さらに牛肉を扱う店舗を増やすよりも、食事の選択肢が増える喜びをお客さまに提供したく、なかでも、日本食の代表であるお寿司を食べてほしいという想いから力を入れております」とのこと。

■ 関西1号店を吹田・江坂にした理由は

テーブル席(15テーブル)がメイン。端の1列は、カウンター席(9席)

また、記念すべき関西1号店をキタやミナミの繁華街ではなく、吹田市・江坂を選んだ理由については、「商業施設やアミューズメント施設も多い反面、近くには閑静な住宅街も広がり、商業と住環境が調和した街だと考えております。週を通してお客さまに足を運んでもらえるのではないかという思いで出店させていただきました」と説明した。

同店は、マグロ1貫77円というリーズナブルな価格が特徴。仲卸を通さず卸業者から直接仕入れができることが、コストパフォーマンスと鮮度の高さを生み出しているという。また、店内は木のぬくもり感じるナチュラルな雰囲気で、寿司用コンベアは設置されているものの、寿司は回転してはおらず、注文の度に高速レーンで商品が届く仕組みとなっている。

店内を走る高速レーンは2段。上のレーンは、「はやぶさ」や「こまち」が走行。お年寄りや体の不自由な人には、下段を使用するなどの配慮もなされる。

座席は、テーブル席が15テーブル、カウンター席は9席。滝本さんは、「サラリーマンやおひとりさま、ファミリーやグループ利用など、さまざまな方にお越しいただければ幸いです。また、昼飲みやお仕事終わりのちょい飲みの際にも、気軽に立ち寄っていただければ」とアピールした。

営業時間は、昼11時~夜11時(ラストオーダー夜10時)。年中無休。※駐車場はなし。

取材・文・撮影/緑川翠

「すし松江坂店」

住所:大阪府吹田市豊津町15-30
営業:11:00〜23:00(LO22:00)

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