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【50代カメラ女子の猫日記】人生を変えた保護猫・ぽんずとの出会い

  • 2024.10.1

はじめまして。今月から「大人のおしゃれ手帖」読者ライターとして活動させていただくことになりましたフォトグラファーの野中典子です。自己紹介の代わりといっては何ですが、初回は私の人生を大きく変えてくれたある猫との出会いをつづります。どうぞお付き合いください!

一匹の保護猫との出会い

▲ぽんず14歳♂

動物好きの両親のもと、幼少の頃から犬や猫と一緒に暮らしてきた私にとって、犬や猫は、常にそばにいてくれる親友のような存在。人見知りで引っ込み思案だった私にいつも元気をくれていました。
実家を出てからは猫と一緒に過ごす機会が減ったものの、「いつかまた猫と暮らしたい」という思いは消えず。40代でマイホームを建てるタイミングで、念願の猫との暮らしをスタートさせることに。

猫を迎える方法としてまず私の頭に浮かんできたのは、「知り合いから譲ってもらう」「ペットショップから迎える」といった選択肢。しかし、どちらもあまりピンと来ず……。
少し調べてみると、飼い主のいない犬猫の里親を探す保護団体があることを知り、せっかくなので話を聞いてみることにしたのです。そこで初めて「保護猫」の存在を知ることになるのですが、保護活動をしている方々の「小さなかけがえのない命を繋ぐ」という強い思いに心を打たれ、私も保護猫を迎えたいと考えるようになりました。

それからは運命の出会いを求めてとにかくリサーチ!
保護団体やインターネットなどを通して保護猫探しをしていたタイミングで、あるSNSの投稿に目が留まりました。なにやら、猫が大好きな大学生の女の子が猫の里親を探しているとのこと。
すぐに連絡を取ってみると、「冷たい雨の降る2月に、まだ臍の緒がついたままの状態で段ボールに入れられて捨てられた4匹の子猫を保護しました。4月から就職のために今のアパートを出なくてはならないので困っています。4匹中3匹はすぐに里親が決まったのですが、一番体が小さい未熟児で弱々しい1匹だけが残っています」と返信が。
私はこのとき、何がなんでも引き取って育てなければ!と強く思ったのです。

はじめての猫育て

▲ミルクをたくさん飲んで気持ちよさそうにお昼寝

使命感に駆られるように保護したものの、猫との生活は約20年ぶり。ましてや乳飲み子を育てた経験はなく、不安もいっぱい……。まずは本やネットで猫を迎えるために必要な知識を得たり、準備を整えたりしたうえで、出会ってから約1か月後の2010年3月、小さな小さな子猫を我が家に迎えることになりました。

最初にしたことは名付け。かなり悩んだ結果、言葉の響きが可愛いという理由で「ぽんず」と名前をつけました。それから、健康状態のチェックや育て方のレクチャーを受けるために動物病院へ行ったのですが、獣医さんから思いがけない一言が。

「臍の緒がついた状態で捨てられていたことから母親の初乳を飲んでいないと思われるので免疫が弱く、1か月ほどしか命がもたないかもしれない」と告げられてしまったのです。

ショックで目の前が真っ暗になりましたが、それでも引き継いだ命を守らなければいけない。その一心で、必死に育てました。最初はミルクも上手に飲ませられず、体重もなかなか増えなかったりと、不安ばかり。自分が寝ている隙に息が止まっていたらどうしようと、数時間おきに授乳を繰り返す日々でした。

▲2か月くらいの頃、やっと猫らしくなってきました

しかし、5月を過ぎる頃には、ぽんずの体重も順調に増え始め、体もみるみるうちに成長。
このまま無事に大人になれるかも?とホッとする時間が増えていきました。

ぽんずとの心温まる?エピソードはここまで!
次回は、猫との出会いをきっかけに始めたカメラについてお話ししていきたいと思います。

この記事を書いた人

フォトグラファー 野中典子

野中典子

猫と暮らし始めたことをきっかけに「成長の記録を綺麗に残したい」との思いで一眼レフを購入。写真にこだわったブログを始めたところ評判になり、少しずつライター、フォトグラファーとして仕事の依頼が来るようになりました。現在は猫の魅力をより多くの人に伝えたいとの思いで、「猫写真家さくらもえぎ」として雑誌、カレンダーへの写真の提供、写真展への参加など猫愛全開で活動中。

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