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「遠くの親戚より近くの他人」とはどんな意味?その類義語や対義語は?

  • 2024.9.30

人間関係を表すことわざのひとつとなる「遠くの親戚より近くの他人」。 この言葉は、疎遠な親戚よりも身近な他人の方が助けになってくれたり、緊急時にはお世話になるものだという意味です。

ここでは、この「遠くの親戚より近くの他人」の意味や類義語・対義語について解説します。

「遠くの親戚より近くの他人」とは

ここでは「遠くの親戚より近くの他人」の意味を解説します。

「遠くの親戚より近くの他人」の意味

「遠くの親戚より近くの他人」の意味は、会うことのほとんどない遠方にいる親類よりも近隣に住んでいる人の方がお世話になるものだ、緊急時に際しては頼ることがある。

近所との人間関係を例えたことわざとなっており、だからこそ近所の人とは普段から良好な関係を築いておくべきであるという戒めも意味合いに込められています。

「遠くの親戚より近くの他人」の用い方・例文

「遠くの親戚より近くの他人」は、困っている時や悩んでいる際に用いられます。

・例文1:遠くの親戚より近くの他人というように、普段から僕を助けてくれるのはいつも一緒にいてくれる友達だ。

・例文2:急に子供が熱を出したけど、親戚は遠方に住んでいるので頼めない。だから、隣のご夫婦に助けを求めた。遠くの親戚より近くの他人だなと思った。

・例文3:近所付き合いには普段から気を遣っていた方がいい。なぜなら、いざという時に頼りになるのは遠くの親戚より近くの他人だからだ。 時には、近所との関係を良好に保つことの重要性を説く言葉として使用されることもありますよ。

「遠くの親戚より近くの他人」の類義語

 

ここからは「遠くの親戚より近くの他人」の類義語について見ていきましょう。

兄弟は他人の始まり(いとこは他人の始め)

「兄弟は他人の始まり」は、最も身近で仲のよかった兄弟であっても、独立して家庭を持つようになれば妻子や生活への執着から次第に疎遠になることをあらわしています。 兄弟姉妹といった親密な関係であっても、結婚や仕事、引っ越しなどの生活環境の変化によって距離感が生じたり壁を感じるようになることを指摘している表現です。

また、財産分与や相続の問題が発生する事で、兄弟関係が悪化するような場面でも使われることもあります。

遠水近火を救わず

「遠水近火を救わず」には、遠くにあるものは近くにある課題や問題を解決するのにはあまり役に立たないという意味があります。 間近に迫った危険を「近火」と、遠くからもしくは遅れてきた助けを「遠水」と例えた表現となっています。

「遠くの親戚より近くの他人」の対義語

 

ここからは「遠くの親戚より近くの他人」の対義語を紹介します。

血は水よりも濃い

「血は水よりも濃い」は、血の繋がった血縁者同士の絆は何者よりも強く、どれほど深い仲にあっても他人との関係よりも濃いという意味のことわざです。 親子や兄弟などの血縁関係が、友達やとの絆よりも深いことをあらわしています。

兄弟は後生までの契り

「兄弟は後生までの契り」は、血を分けた兄弟の縁というものは現世だけでなく来世までずっと続くものであるという事をあらわしています。 兄弟はどれほど離れようとも永遠に繋がっているということを例えた表現となっています。

まとめ

「遠くの親戚より近くの他人」は、疎遠になりやすい親戚よりも身近にいる人たちの方が助けになってくれたり頼りになることをあらわしています。 転じて、だからこそ近所との関係は良好に保っておくべだという教訓としても使用されます。

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