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ジム嫌いに朗報! 健康長寿につながる、最も効果的なエクササイズ

  • 2024.9.30

階段と坂道の上り下りが最も効果的

階段と坂道の上り下りは、日常的な動作の中で平均寿命を伸ばし、長生きを実現し、体型を維持するための最も効果的な運動として科学的に効果が証明されている。サッサリ大学の研究者ジャンニ・ペス博士は1999年に、階段と急な坂道の上り下りが長寿の明確な指標になることを発見。探検家でありベストセラー作家のダン・ビュイトナーが平均より長生きする住民が暮らす地域を訪れその秘訣を探る、Netflixドキュメンタリー「100まで生きる: ブルーゾーンと健康長寿の秘訣」でも、この研究結果について触れている。

急勾配の地形が長寿を導く。ブルーゾーンの伝統的なライフスタイル

ジムに必ずと言って良いほどステアクライマーが置かれている通り、階段を登ることが健康に良い、という事実は何ら驚くべきことではない。サルディーニャのブルーゾーン、バルバジア地方では多くの住民が100歳を超えているが、彼らの運動量は、丘陵地帯を歩き回る日常生活によって確保されているとペス博士は説明する。またこの地域の長寿者300人へのインタビューを通して、急勾配の坂道を登るためのエネルギー消費が長寿の一因となっていることを突き止めた。また、彼らの多くは2階から3階建ての家に住んでおり、1日に少なくとも30回は階段を登っているそう。

ペス博士がドキュメンタリー監督のミシェル・プーランと人口統計学者のアン・ハームとの共同で発表した研究では、山岳地帯に住むことと長寿の関係性について、さらなる証拠が示されている。特に80歳を過ぎても激しい運動をおこなっている場合はその傾向が強いようだ。ブルーゾーンの一つでもある日本の沖縄では、高齢者が歩いたり庭の手入れをすることで下半身が鍛えられ、それが長寿につながっていると考えられている。

姿勢を意識して、セルライトも同時に撃退

Photo_ bignai/123rf
Woman walking in the park with bottle water in her hand health care concept.Photo: bignai/123rf

トレーナーのサンドラ・ロデン・アルバレスも運動やトレーニング以外の日常的な身体活動、いわゆる「NEAT(非運動性熱産生)」がカロリーを継続的に消費し、健康を維持するのに役立つと語る。食料品の買い物や、犬の散歩、そしてもちろん階段の上り下りなどがこれに含まれ「毎日続けることが減量への鍵」だと説明している。この際に特に気をつけたいのが、姿勢。「どのような運動でも同じですが、姿勢をコントロールすることで、より良い結果が得られます。体幹を常に活性化させ、体重を前方に移動させるだけでなく、背骨をまっすぐに保ち、肩甲骨をしっかりと固定させましょう。腕も大きく動かして、全身の筋肉を活性化させるのも効果的です」

Text: Ana Morales Adaptation: Makiko Yoshida

From VOGUE.ES

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