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芸術の秋に訪れたい、建築も堪能できる世界のデザイン・ミュージアムBEST10

  • 2024.9.30

NYやドバイ、ロンドンから香港まで、歴史とモダニズムが融合したおしゃれなミュージアムをご紹介。

mizoula

ギルデッド・エイジ(金ぴか時代)にNYのセントラルパーク近くに建てられた大邸宅を改装し、1976年に開設されたミュージアム。4階までのギャラリーフロアに、合わせて21万5000点以上の品々が展示されているこの博物館は、いまもモダニティの導き手となっている。

注目したいのは、20世紀に起きたモダニズム運動のなかで活躍した女性アーティストたちの作品や、アメリカ国内で最大規模の壁紙のコレクションなど。

公式サイト

Bogdan Lazar

スイスの家具メーカー「ヴィトラ」の拠点、スイスとフランスとの国境に近いドイツのヴァイル・アム・ラインにあるヴィトラ・キャンパス内に建てられたヴィトラ・デザイン・ミュージアム。

設計を手掛けたのは、建築家のフランク・ゲーリー。その内部には、ヴァージル・アブローやザハ・ハディド、さらにはウィーンのモダニズムの父と呼ばれるオットー・ワーグナーなど、デザイン界の“巨匠”たちの作品が展示されている。

また、キャンパス内にある「ヴィトラ・シャウデポ(Vitra Schaudepot)」は、プリツカー賞も受賞している、スイスを拠点とする建築ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)が設計。多数の家具が展示されている。

公式サイト

Federica Grassi

「デザインの革新」と聞いて、すぐにコロラド州を思い浮かべる人は少ないかもしれない。だが、「センテニアル・ステート」の愛称で知られるこの州の議会議事堂に隣接するデンバー美術館は、一度は訪れてみるべき施設。

チャールズ&レイ・イームズの作品や、建築家フランク・ロイド・ライトのスケッチ、21世紀を代表するフェイ・トゥーグッドなどのデザイナーたちの作品が展示されている。

また、2006年にはポーランド出身の建築家、ダニエル・リベスキンドが手掛けた「ハミルトン館」が完成。チタンを採用した外観が目を引くこの建物は、上空から見たロッキー山脈の切り立った岩山からアイデアを得たものだという。

公式サイト

Irtiza Hashmi

2071年の世界を大胆に予想し、訪れる人たちのあらゆる感覚を刺激するドバイの未来博物館。驚くべき建築物を完成させたことが、ミュージアムでの最高の体験の提供に一役買っている。展示において特にスポットライトを当てているのは、デザインとテクノロジー、ウェルネス、環境、社会が直面する問題と、それぞれの交差点。

ひと目でこの博物館とわかるカリグラフィーで覆われた外観は、ドバイの建築事務所キラ・デザインと、イギリスのエンジニアリング企業ブーロ・ハッポルドが手掛けたもの。2022年にオープンしたばかりだが、すでに観光の目玉としての地位を確立している。入場チケットは、早めの予約がおすすめ。

公式サイト

Paer Svensson

シンガポールのマリーナベイと中国・福建省の厦門(アモイ)市、ドイツ西部にあるエッセンの3カ所に開設されているレッド・ドット・デザイン・ミュージアムのなかでも、特に素晴らしいとの呼び声が高いのが、シンガポールの施設。

コックス・アーキテクツ(Cox Architects)が設計した、スチールとガラスを採用した幾何学的な外観が特徴のミュージアムには、建築家のマックス・グナワンや「ミナ ペルホネン」、シンガポールを象徴するアイコンを描いたギャラリーショップ「スーパーママ(Supermama)」のプレートなど、受賞歴のある未来的なデザインの作品の数々が展示されている。

公式サイト

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