お手頃価格の鶏むね肉は、家計の救世主♪本日は、そんな鶏むね肉を使って料理研究家・リュウジさん考案の「鶏むね肉とキャベツのとろ煮込み」を作ります。材料は、鶏むね肉・キャベツ・にんにくと3つで超お手軽。さらに、いい意味で既定路線にとらわれないリュウジさんらしく、鍋にざく切りしたキャベツをギチギチに詰め込んで、鶏むね肉を切らずにそのままドン!とのせる、大胆不敵な作り方も魅力です。
リュウジさんの「鶏むね肉とキャベツのとろ煮込み」の材料と作り方
【材料】2~4人分
鶏むね肉…350g
キャベツ…300~350g
にんにく…10g
水…450ml
酒…大さじ3
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1と1/2
和風だしの素(顆粒)…小さじ1/2
塩…小さじ1/3
砂糖…小さじ1
オイスターソース…小さじ1
鶏ガラスープの素と和風だしを混ぜることで、味に深みが出るそうです。
◆仕上げ
黒こしょう…適量
乾燥パセリ…適量
【作り方】
1. キャベツをざく切りにします。芯の部分も捨てずに、適当な大きさに切って入れます。
2. 鍋にキャベツをびっしり詰めます。
キャベツがちょうどいっぱいになるくらいの大きさの鍋を選ぶのが、ポイント。キャベツをギチギチに詰めることで、水分が蒸発しにくくなるそうです。今回は、直径約18cmの鍋を使いました。
3. 2にスライスしたにんにくを入れ、鶏むね肉を切らずに、そのままドンと上にのせます。鶏むね肉の皮は取らなくてOKとのこと。
350gの鶏むね肉をのせたら、鍋からはみ出すほど大きかったので、ひとまわり小さい300gほどの鶏むね肉に、急遽変更することに。
それでも、大きいけど…(笑)。
4. 3に水、酒、鶏ガラスープの素、和風だしの素、塩、砂糖、オイスターソースを入れて火にかけます。火加減は言っていなかったので中火にしました。
5. 4が沸いたら、フタをして中火弱~中火で1時間コトコト煮込みます。
途中、10分ほど煮たら、鶏むね肉をキャベツの中に沈めます。鶏むね肉をスープに沈めることで、早く煮上がるそうです。
1時間煮込んだものがこちら。
鶏肉はこんな感じ。
この鶏肉をお玉などでほぐします。
鶏肉がとってもやわらかくなっているので、さほど力を入れなくても、簡単にホロホロと崩れます。
6. お皿に5を盛り付けて、黒こしょうと乾燥パセリをかけて出来上がり。今回は、乾燥パセリの代わりに生のパセリを刻んで散らしました。
調理時間は、1時間5分。このうち煮込む時間が1時間なので、5分で準備出来るというわけです。切るものが少なく、炒める工程もなく、ただ煮込むだけなのでとっても簡単です。
では、いただきます!
うわっ。キャベツも鶏むね肉も、めちゃめちゃやわらかい。
キャベツはトロトロでクタクタ。ちょっと触っただけで崩れます。口の中で、キャベツの甘味がぶわっと広がる…!
鶏肉はふっくらして、やわらかい。こちらも口の中で、ホロホロと崩れていきます。
味付けは…なんだか不思議。和風だしと鶏ガラスープの素、オイスターソースの組み合わせが、和風でも中華でもない感じです。お酒の風味が強いような気もしますが、深みのある味わいです。
鶏肉とキャベツの旨味を感じるやさしい味ではあるものの、キャベツの甘味に加えて砂糖も入れているので、スープは塩味より甘味が強い印象。
リュウジさんおすすめの味変は、「マジスコ」とのこと。マジスコ…ってなんだろう?と調べてみると、リュウジさんが開発した酸味抑えめのホットソースだそうです。ちなみに、すでに完売している様子。ということで、今回は味変するのをやめました。
リュウジさんの「鶏むね肉とキャベツのとろ煮込み」は、キャベツの甘味たっぷりで、パサつきがちな鶏むね肉がふっくらやわらかく仕上がる一品でした。鶏ガラスープの素と和風だしを混ぜると、和風でも中華でもない、ちょっと不思議な深みのある味わいになります。
キャベツがとってもやわらかいので、たくさん食べられるのもうれしいポイントですよ。作ってみてはいかがでしょう。